学生たちに読んでほしい漫画

以前青春を感じる少女漫画、少年漫画は紹介しました。

今回は少し趣向を変えて、ぜひ学生時代に、知って、読んでほしい漫画を紹介します。


戦争めし/魚乃目三太

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兵隊さんと戦地ゴハン。戦時下のお寿司屋さん。餃子と引き揚げ兵……。激動の時代の中で生まれた感動の“食エピソードたち”。
昭和初期の“グルメ”を“食漫画マスター”の魚乃目三太がほんわか温か〜く描く珠玉のオール短編物語。


魚乃目さんの温かい絵のタッチで描かれる短編漫画のシリーズです。

戦争を”食”に焦点をあてて読み解いていきます。食って、現代の私たちにとっても切っても切り離せないものですよね。そして、もちろん戦時中の人たちにとっても切っても切り離せないものです。

当時の人たちの食生活はどんなものだったのか、その食事にはどんな思いが込められていたのか……当時の生活、当時の人たちの思いを”食”を通して感じることができるのです。

この『戦争めし』、実はNHKで2018年にドラマ化もされていました。私もつい最近気づいたので観られてはいないのですが……くそう。

NHKオンデマンドでは今でも観られるようです。オンデマンド観れるよって方はぜひ観てみてください。(そして感想を教えてください。笑)


魚乃目さんは今年の終戦にあててのインタビューでこのように語っています。

「寒い時、空腹の時の温かいご飯のありがたさは今も昔も変わらない。だから共感できるし、当時に思いをはせるきっかけにもなるのでは」

おそらく、この漫画の良さはこれなのです。”食”という当時ににも現代にも通じるものをテーマにすることによって、戦争を知らない私たちにも共感することができる作品になっているのだと思います。


また、魚乃目さんのすごいところは実際に自分が足を運んでインタビューをして、そこで知ったエピソードを漫画に起こしていることだと思います。

魚乃目さんの漫画は魚乃目さんのTwitterでいくつか読むことができます。Twitterを観て気になった方はぜひ単行本も買ってみてください!



いかがでしたか?

戦争を知らない世代が大多数を占めている現代、その悲惨さをどのように伝えていくのか、というのが私たちに課せられた課題なのではないでしょうか? 以前の『ひろしまタイムライン』の記事でもお話ししましたが、”共感”というのが今後のキーワードになっていくのではないかと私は思います。


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保護者の皆さまがインターネットから閲覧・購入可能。

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