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Welcome to the lost child club

高精細な妄想
彩度の低い現実
その両方に足をかけようとするが
二艘の舟は離れていく一方なので早晩股が裂けます
現実と手を切りたいとずっと思ってきたけど
現実から離脱するための現実的な方法が現実的に思いつかないという現実

今マジで取り組んでんのは
この引き裂かれ感を永遠に保持しようって作業
変容させずにフレッシュなままずっと持っていようというね
でも強固な現実がこんにちはしたらそんなの軽く吹っ飛んでしまうんやろうか
そうやって決意は容易にぐらつかされてまた迷子になる
膨大な楽曲リストを眺めながら今自分が本当に聴きたいものを見つけられないように

少年漫画的な倫理観
いろいろあるけどまるめて一言で言うと「卑怯はダメ」という
大人になってもその指針に曲がりなりにも沿おうとしておりますとですね
もうアナキストになるしか選択肢があり得ないと思うのですがいかがでしょうか
つまりすべての組織の否定ですね、ええ、非現実的です
大切にもち続けたコンパスすらも私を迷子にさせて

「部屋から一歩も出てないのに迷子って笑える」
あ、じゃあ、僕も。なんつって、はは。と笑おうとしてみる
合わせたんじゃなくてそうしたらほんとに可笑しくなるかもと思ってね
でもその声の主もあっという間にほどけて糸になってやがてそれも溶けて消えて
これ俺ごまかしながらやっていけんのかな今後
今もし時間停止しても銀行の金庫に忍び込むでもなくただただ寝てると思う

もう絶対に元には戻らないくらい壊れてる
そしてこの先に心が浮き立つようなイベントは起こらない
ただ頭をカラにしてレリゴーレリゴー呟きながら
“Though I don’t know how much I could bear to lose”
慈悲なし救いなし希望なし褪せた現実に取り込まれてゆくだけ
「知っている」と「受け入れられない」の間で迷子

見た夢につるべ取られてもらい事故
独りでいられない人は妄想してはいけません
現実との衝突事故を起こします
保険はおりない泣き寝入り
もうちょっと遠くまで歩けると思っていた甘い見積もり
もうちょっと近くにいると思い込んでた思い上がり






quoted from “Farewell gritty pudding” by yes,mama ok?

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