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動植事典(増補) 1
ヤミ【やみ】
古来、真っ黒で大きな鼬の姿で描かれることが多いヤミだが、もちろんその正確な姿は誰にもわからない。光を食う(掃除機が塵を吸い込むように食うというが、これも通説にすぎない)ヤミの輪郭を光学的に捉えることは不可能だ。
ヤミの姿で唯一はっきり視認できるのは肛門(あるいはそれに似た排泄器官)である。ヤミは14日と6時間ごとに一度、排泄をする。これは一見その輝きから無数のカットが施されたダイヤモ
ラグビーはファウルプレーへのアピールも反則とすべき
やはりこうなってきた。
TMOの“発言権”が増すことで”映像上目立つ“危険なプレーが遡ってペナライズされるケースが激増し、結果として選手たちがファウルプレーを受けたというアピールすることの意味が大きくなってしまっている。
そもそもレフェリーへのアピールという行為はラグビー精神に反するものだと個人的には考えるが、このままではファウルプレーを受けた時のリアクション(表情、上手い倒れ方、など)が一種のス
Unbrave call(サモア戦感想)
Unbrave call
あの選択がそのような名前で後世に残らないといいが。
ラグビーワールドカップ、日本ーサモア戦、後半最後の日本のスコアになったPG選択だ。4トライでのBPは取れず、おそらくチリに大勝するであろうアルゼンチンとの最終決戦に、引き分けという選択肢はなくなった。
もちろん勝つべきで勝利だけを目指して試合に臨むべきだが、戦略的に重要なオプションを失ったのは事実だ。
その前にサ
ラグビーワールドカップ2023フランス大会展望
日程の有利不利がなくなり、アイランダーやアルゼンチンに飛躍の予感。
ホームアドバンテージはあったにせよ、日程の不利がなければジャパンが1位通過できるのだ、と見せつけた2019の意義は大きかった(のだと思いたい)。アプセットや意外な苦戦(善戦)が多く見れそうな気がする。
プール戦は初戦と最終戦に、拮抗した相手同士の試合が組まれている。初戦はレフェリーも規順が統一されてなかったりして、ここで無駄なレッ
ジャパンXVvs.オールブラックスXV ラグビー観戦
ジャパンXVvs.オールブラックスXV
@秩父宮ラグビー場
2023.7.8. 17:00 K.O.
バックスタンド、カテゴリA 3列目ややメインに向かって右より
ノンキャップ試合であり、藤井ディレクターが
”「(初戦は)合宿の中の1試合(という感覚)。そんなに調整をせずに、体もきついままで最初の試合を迎える。その後に徐々に試合形式(の準備)に変えていくと思います」“(https://www.
世界を変えるための或る一つの特異点をめぐる探索行(1)
一章 大いなる知と眠れる過去とがファヌスを長きにわたる探索行へ導く
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農家の四男なのでファヌスの未来に希望はない。もう少し若い頃から家を出てどこかの職人に弟子入りでもしていれば、それなりの道が開けていたかもしれないが、ファヌスは年の離れた長兄に言われるがままに教会に通い、さわり程度の神学や天文学などを学ぶことで、彼の10代の大半を過ごしてしまった。
今思えば、兄貴は最初っから俺を坊主にし