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エピソード

9
なんとなく面白かったエピソードです
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PRS hollowbody spruceを買った時の話

ずっとPRS custom24でジャズをやっていたので、もう少しジャズ寄りなギターが欲しく、物色していました。

ある日某楽器サイトで黒ベタ、ピエゾなしの中古hollowbody spruceを発見。

プレイヤーズコンディションで、お値段激安。そのかわりイーグルタグもつかない素性不明の品。カスタマイズも不明。現状渡し。

良さげに思い、お店に在庫確認の上某有名楽器店に出向きました。

有名店だけ

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ファイナルコール

空港でのこと。同行者から少し遅れるという連絡が入りました。

すでに最終の案内が入っていましたが、あと少しで来れるようです。

とりあえずしれっとカードをかざして改札を抜けます。

2〜3歩進んだところで、後ろからドスの効いた雄叫びが。

「おーつーれーさーまーはー?」

あ、そういう感じになるのですね。とぼけて進もうとしてすみませんでした。

振り向くと、カウンター上のディスプレイに、私と同行者

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ジャズ理論

本屋に行くといつもジャズのコーナーを端から端まで見ます。

といっても、マーケットが狭いせいかそれほどの棚数も無いのですが。

それでも大型書店に行けば、ジャズの中でも項目別に棚名がついています。

ある時、いつものようにジャズの棚を色々見ていると、遠くから声が聞こえてきました。

「ジャズの本を探してるの」
「ふーん、ジャズって知らなーい。」

女性2人組のようです。話をしながら近づいてきます。

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スミマセン・スミマセン

日本語のまったくできないタイ人が来日して3ヶ月。帰国時に空港まで同行しました。

だいぶ日本語勉強したらしく、笑顔で「ニホンゴ大丈夫、大丈夫」

日本語は3ヶ月では難しいと思うけど、コミュケーション能力は抜群ですねと。

「あなたは、いつタイに来ますか?」なんて鉄板ネタも披露する。これには笑うしかない。誰が教えたんだろう。

私は普段あまりそういうことをしませんが、あまりに愉快な気分にさせてくれる

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違和感の正体

あるイベントの野外ライブで、ブルースブラザーズのコピーバンドと楽屋が一緒になりました。楽屋と言ってもテントですが。

あの出立ですから、すぐにブルースブラザーズやるんだなとわかりますよね。でも、なんか違和感。なんでだろ。

お盆のイベントで、天候に恵まれず雨が降っており、いわゆる蒸し暑い状態。不快指数MAXな環境

ブルースブラザーズ風のネクタイにスーツは結構キツそうだなと思ってチラチラみてました

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スマホ歩きと思ったら

駅でよく見るスマホ歩き。危ないなと思いつつ、注意して回るわけにいかないから、結局避けて歩くことになります。

前から来る人は比較的避けやすいけど、問題は前を歩いている人。

なんかスピードが周りと違うなとか、方向性が安定しないなと思うと、大抵スマホ歩きなので、混んでいなければかわして抜いて行きます。

ある日、そんな感じの方を見つけて後ろから抜いてチラリと振り返ったら、スマホの代わりに持っていたの

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チャットボット様は神

名刺入れを紛失。落とした場所は消去法で考えるとおそらくJRの車内。

夜8:00
駅員に聞くと、落とし物窓口は閉まっているが、チャットボットで問い合わせ可能とのこと。

チャットボットね。今まで色々問い合わせたことあるけどさ。
最後は「わかりません」とか、「申し訳ありません」みたいに終わるんだよね。どーせ。
と思いつつ、いちおう問い合わせ。乗った時間、区間、車輌、などなど事細かに入力する。

「そ

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そらみみ

コンビニで買い物して、レジで「クイックペイで」と告げました。レジには実習生と見うけられるアジア系の若い女性。

商品をスキャンしながら「お支払いは?」

あれ、さっき言ったけど聞こえなかったかなと思い、再度「クイックペイで」

ところがどうやら1回目の「クイックペイ」が「袋くれ」みたいに聞こえたらしく、決済後、袋に詰め始めました。

後から思えば別にそのまま持って帰れば良かったのですが、「あれ?袋

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ここで問題です

帰宅途中、バスターミナルで2人組の中国人女性にカタコトの英語で話しかけられました。どうやらホテルに戻りたいが乗るバスがわからない様子。

たまたま同じバスだったので一緒に乗車。するとバスの中でいきなり10,000円札を取り出し、これで払いたいと私の目の前でヒラヒラさせる。

日本は安全な国かもしれないが、バスの中で10,000円札をヒラヒラさせる行為は、さすがに
社会通念を逸脱していると思われる。

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