マインドセット

マインドセット 「やればできるの研究!」という本を読んだ。
簡単にまとめると、硬直マインドセットとしなやかマインドセットについて書かれていて、硬直マインドセットの人は、出来る自分でいたい、評価されていたいという思いから挑戦や失敗を恐れ、誤った自尊心や思い込みにがんじがらめになってしまうが、しなやかマインドセットの人は、自分は常に発展途上で、失敗から学ぶことができ、挑戦を恐れることはない、ということだった。
成功したアスリートや経営者の殆どは後者であることも書かれていた。
さて、俺はどっちだろうか、と考える。

日常生活はどうだろうか。
資格勉強はサボり気味だし、仕事終わりの有意義に使えるはずの時間も無駄に使ってしまっている。
仕事の疲れに甘んじて、時間を過ごすためだけに使っているような気がする。
新しいドラマや映画を見ることもなくなり、既存コンテンツを消化するだけの日々だ。
硬直マインドセットだろう。

仕事は完全に硬直マインドセットだった。
一年での昇進を果たして、周囲や自分からの期待も高まる中で失敗を恐れ、また学ぶことを恐れてしまってはいなかったか。
できる自分を保ちたいがために、環境や顧客のせいにしてしまってはいなかったか、結果として自分と向き合う時間が減って、仕事も楽しく感じなくなり、無力感に苛まれていた。
ここに気付けたのは大きい。

筋トレは己の未熟さに常に向き合うことになるから、それが継続できているならしなやかさなのではと思う。ただし、誰かに評価されたり教えを乞うているわけではない点に注意だ。
続けていく中で″続けている自分″にだけ満足をしてしまっていないか、挑戦やフィードバックを行えていないのではないか、と思った。

恋愛においては、大学生の頃に比べて今は会える頻度も減ってそんなに波風が立つこともない状況だ。
喧嘩が多かった大学生の時に比べて、だいぶしなやかではあるのだと思う。
諍いが生まれることもほとんどないが、これから直面するであろう現実的な事柄に今からしっかり向き合えているだろうか。
また、相手との対話が作業的になってしまい、本心で向き合うことができているのだろうか、相手は話したいことを話せているのだろうか、と思った。

人生の大きなトピックの観点をそのマインドセットにあてがって見てみると、やはり僕は硬直マインドセットよりなんだろうな、と思う。
上手くいっている、ということに安心しきってしまう節もあるし、上手く見せよう、と思っているところもある。
なんにしろ挑戦や失敗を恐れている節があるな〜。
今さら何かを始める体力や時間はないよ、無駄になったらどうするんだろう、とばかり、やらない理由を探してしまう。
結果、安易なSNSや娯楽に逃避してしまう。よくないね。

色んな原因は重い当たる、幼少期のことだったり、思春期のこと、様々な失敗が今の硬直マインドセットを形作って来ただろうから、それを変えることは容易ではないことも分かる。
けれどそれを変えていくことができたら、現に壁にぶち当たっている仕事の分野でも、なんとなく退屈だと感じる日常の分野でも、なにか新しく拓けた場所にいけるんじゃないかと思っている。

本の最後にも書いてあったことだけど、
人の生まれ持った能力は磨けば輝くものだと改めて自覚する。
毎日新しいことを学び続けて、新しいことにチャレンジする。
努力は何かを得るためには欠かせないことだと覚悟して、失敗や批判から真摯に学ぶ。
他人の成功や喜びから学びや気づきを得る。

とりあえず頑張ってみようかなぁ、と思うなどしました。

良い本だったので皆さんもぜひ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?