夢に出てきた君とアプリの話。

ついこの間、夢にとうの昔に会うことも無くなったセフレが登場した。
声も顔も(不器用なとこも)全部忘れて苗字すらぼんやりとしか思い出せなくなっていたあの人が、夢の中では声も顔も(不器用なとこも)鮮明に再現されていて、人間の脳は凄いなと思った。
正確にその人ではないとしても、夢の中の自分はそう認識していたわけだから、脳が作り出した幻を、俺はその人だと認識した(させられた)とも言える。

大学生の2年間、月に1回くらい会っていたような気もするし、もっと会っていたような気も、もっと会っていなかったような気もする。
結局、俺が今の彼女と付き合い始めるタイミングで、その人と会うのを避けるようになって、自然とフェードアウトしていった。

それから会っていないし、話してもいない。
会わなくなる直前に大学の近くで下宿を始めるというようなことを言っていた気もするし、もう僕も引っ越してしまったので会うことはない。

二度と会うことのない人のことを考える夜があってもいい…みたいなエモいことが言いたいわけじゃなくて、マッチングアプリの面白いところって、それをしなかったら出会えない人に出会えるところにあると思っています。
自分が顔や趣味などを審査して選んだ人間と会うことができる(相手も同様)というだけでも面白いし、その上なにか気に入らないことがあれば、雑にラインブロックでもなんでもすればいいという点も気が楽である。
これが学校や職場だとそうもいかないので、そういう意味でインスタントな人間関係を築くことができる。
お互いの合意さえあれば、会ってそのままホテルに行くこともできるし、趣味を共有することもできる。

Q:これってマッチングアプリの案件ですか?
A:いいえ。

それはそうと、俺はマッチングアプリで出会った女の人に、2万円、借りパクをされたことがあります。人を簡単に信用してはいけないことは、リサちゃん(Tinderでの名前)から学びました。本当にありがとうね。くだばれ。

騙されたあなたが悪いんだよ(ヤングスキニー)状態。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?