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涙が溢れて

何かに集中している時
彼のことも忘れている。

仕事のことを考えたり
お客様の対応をしていたり
自分の好きなことに夢中になっていたり

何かと忙がしくしていると
しばらく会ってなくても
寂しいとは感じない。

一人でも生きていける
強がりでもなんでもなく
自然にそう思えていた。



それなのに
たまたまあるワークを提示されて
それをノートに書き始めたら
涙が止まらなくなった。

10分ワークで音楽が流れていて
その音楽が涙を誘ったのかもしれない。

そのワークの内容は
時間とかお金などの制約は一切
ないとして

「生きているうちに叶えたいことは何か?」

という問いだった。


普通に考えたら
仕事でこういうことやって
成功しているとか
これくらい稼いでいるとか
たくさんのお客様を笑顔に
しているとか
そんなことを思いつくだろうに


その時勝手に手が動いて
書いていたことは
Bくんのことばかりだった。

Bくんともう一度やり直したい
愛し合いたい
お買い物したい
食事に行きたい
海に行きたい
ドライブしたい
飛行機に乗りたい
旅行したい
一緒に暮らしたい

10分までまだ時間があったけれど
涙が溢れてきてそれ以上書くことができなかった。


自分が
生きているうちに叶えたいことは
仕事より何より
Bくんと一緒の時間が大切だったんだ
と気づいた。


でもそれに気づいたら
なんだか自分が安心した。

その気持ちを自分でわかってあげたら
ホッとした。

そしてまた仕事や自分の時間、
今に集中することができた。



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