母の想いに触れる
1月に74歳になった母、今は、県を二つまたいだところに住んでいます。
独り暮らしです。
僕に相談する事とすれば生きづらさをかかえる兄の事くらいでしたが、最近投げかけてくれたことがありました。
その内容は、僕ら夫婦が心配していたことでした。
それは母の車のこと。
手放すではなく新車に乗り換えるとのこと。
田舎まちだし、出かける足がなくなったら行動範囲は極端に減ってしまいます。
妻は、とても心配しました。
なぜなら、「ちょこちょこ、気づかぬところでこすってしまうんだけどね。」ともらしていたから。
しかし、僕の知らない部分での母の気持ちを考えると、止めきる理由なんてありません。
僕にできることは、ただ一方的にこちら側の一般的な言葉をいうことではありません。
今後、何回母と会話するのか。
あと何回会えるのか。
今からすればカウントダウンに入っているのではと思います。
特に健康を崩しているわけではありません。
幸せながら、週2回程度のシルバー人材でのお仕事をし、
好きな読書の時間もたっぷりととっているようです。
相手の気持ちを洞察するというのでしょうか。
できることは?
今できることは、いかに母から発せられる言葉を丁寧にとらえ、
その奥底の想いに触れていく。
共感という言葉だけでおさめない
自分から求めていく感覚、味わいにいく。
そして、僕がつたえるのは感じたままを言葉にするだけ。
とはいっても、一般的な感情が出てしまいます。
「それは、ディーラー営業マンの言葉に乗せられただけよね。
ぼったくられてるんじゃないの。
○○が人気だとこれまで繋がりあった営業マンのおススメとは言っても
言われるまま契約したんでしょ。
前金払ってから気づいたって?
不審に思う部分があるの?
たしかに、後から情報として得たスズキのアルト、改めて調べてみると安 全装備や気持ちの面からいっても昨年末出たばかりだしいいよね。」
と出す。
しかし、電話置いた後でも、
最終でてくるのは、それでいい、ありがとうとの想い。
母は、僕に怒られると思ったと漏らしていました。
どおりで、1/3の誕生日のメッセージ送っても、返信が返ってこないわけだわ。
妻と共に何年か前、3人で旅行したときに高齢者事故が増えてるみたいだね
との話から車は75歳までかなと 言っていた。
僕にとっては、たまたま電話したときでしたが、
相談してくれたことと、母の今抱える悩みや想いに触れれたことが嬉しかったですね。
今、出来ること。母の想いに丁寧にかかわり、心通うコミュニケーションをとること。
言葉としては、カッコいいこと言ってますが、意識するだけでも違うのかなと思います。
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