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バットを振り続ける。

凡人である自分にできること。
それはとにかくバッターボックスに立ち続けることだ。

とはいえ、何も続いたことがなかった。

黒板を書く仕事をしているけれど、最初はとにかくイラストも描けなかったので本当に恥ずかしい黒板だった。

でも、そんな時にも未熟な黒板を見て
「足を留めてくださるお客様がいらしたよ!」

とクライアントに言われて、嬉しかったことが
自分の原点となっている。

あの時「自分の技術もまだまだだし、店頭に出せるような
黒板なんて恥ずかしいよ」という気持ちで
書くことをしていなかったら、ここまで続かなかったと思う。

「私より上手な人は世の中に沢山いるし、自分なんてまだまだだ」
と思う気持ちはだれにでもあると思う。

でも自分の場合は見切り発車だったけど、たまたま褒めて下さったり、
喜んでくださる人がいた。
それで調子に乗って!とにかく黒板を書き続けてきた。

書いた枚数を時々聞かれたりするけれど、
もう途中から枚数なんて数えていられないほど、
とにかく夢中で何枚も何枚も書いた。

そうして感じたのは、とにかくいろんな方がおっしゃっているけれど
自分がバットを振り続けなければいけないと言うこと。

チャレンジの回数をとにかく増やすことしかないんです。
なるべく多く打席に立って、当たるか当たらないかわからないけれど
バットを振る。

これをずっと続けるしかない、と凡人の私は感じています。

年間多分100枚以上は書いています。
それだけ、いろんな人にも会ってお話しを伺っていることにも
なります。

これからは、精度も技術もあげていかないといけませんが、
とにかくだれかが伝えたいことを、その先のだれかに
渡す。
そして人に喜んでもらう。

これが大事。

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