M-1グランプリ2020

公開の順番は自分が整理出来てからになるので遅くなってしまったM-1グランプリ2020(以下m1)。

まずは、去年かまいたちが芸歴制限によってm1を卒業したため今年は力まず見れたことが大きい。
強いて言うなら、東京よしもとが多く行けば東京のお笑いファンとしては胸アツな展開になる(勿論大阪よしもとも大好きだが生で見ている数がどうしても変わるので)なあくらい。

準決はライビュで視聴👀
ランジャタイ、マヂラブ、オズワルド、アキナ、ニューヨークは笑い疲れるほど笑った記憶がある。
なので決勝進出者は納得というか、ある意味順当すぎてびっくり!

当日は準決を一緒にライビュした恋人とTVの前で。準決と同じネタでも(個人的に)ロコディは敗者復活の方が面白かったし、アキナは準決と逆方向に事が進んだのでお笑いは不思議。見取り図は準決より決勝の方がハマっていたし。

完全なる素人なので偉そうに分析を書ける立場では無いが、オズワルド「改名」は順番次第では超優勝ネタだと思っていた。
そしてm1当日の昼に行った空気階段の世界一周旅行ブータン編のOPではサプライズでオズワルドが最終の最終調整。

もぐら「5時間後にやるネタなので、知りたく無い人は目瞑って耳塞いでください」

という前置きから本番前最後の「改名」を見れたことは多分ポロ美の劇場記録2020でいちばんの幸運な気がする。無限大ホールは大爆笑だった。
ちなみに水川は離婚発表後最初の舞台でした。

結果的に審査員の評価は二分化したが、m1で優勝するために磨かれた素晴らしいネタだと思った。
しかし、後のニューラジオでは「無理矢理盛り上げるために怒鳴った部分があって、そこの荒さを見抜かれた」と話していた。
元々オズワルドが好きで、手放しに応援していた分、そこの荒さより後半に盛り上がる構成で仕上がっていたことに目が行っていたのだと気付いた後日談でした。

オズワールドカップで山内や橋本くん、芸人内でも評価の高い囲碁将棋の文田さん、もう中に審査員をお願いしたこともあり、よりm1に向き合ったことが伝わったネタだったと思う。

そしてダイタクには「今まででいちばん出来が悪かった」と言われていた(笑)がニューヨークも去年よか自分たちの色を出せていて良かった。
本人たちは常々売れた!と言っているが、いたちには「まだまだだ」「そんなもんじゃない」とひと蹴りされていたので、ゼェゼェ言いながらもっと売れてほしい。

例年以上に大阪が少なく、よしもと以外の事務所も多かった今回のm1はチャンピオンが決まった後も様々な談義が繰り広げられた。

毎年予想スレでは「他事務所枠」として自然とひと枠に絞られる部分も突破した。

かまいたち・和牛が居なくなったm1、と題される記事もあったが、お笑いというジャンルが広がる瞬間を体現していたと思う。
常連が居なくなるとはそういうことであり、見取り図がいつの間にか常連に変わっているという時の流れにも驚きだ。
今年初登場だったコンビも、いつの間にか常連化しているのだろう。

書くのが遅くなってしまったが、アキナが来年もエントリーすることを願う。
おいでやす小田との並びに何故か感慨深くなったのだが、それは「モウカリマッカー学園」を思い出したからだと気付いたとき少しだけ可笑しかった。

売れっ子を集めたようで、どこか少し渋いメンバー。
自分の記憶では2019年初旬に見た記憶がラストだったので懐かしかったが、2020年3月までやっていたとは…。

話が逸れてしまったが、決勝進出者も優勝コンビも含めわたし的には大納得の2020だった。

マヂラブが一本目に土下座で登場したこと、吊り革を2本目にしようとギリギリで決めた判断力。あれだけ爆発したおいでやす小田の後に出ても崩れなかったほどの強い空気感。どう考えても文句無しだろう。おめでとうございます!
ついこの間のアメトークで「どうせ死ぬと思ったら…」と話していた村上が女の子のようなポーズで驚き喜んでいる姿は愛らしかった。

来年も楽しみです(書くのが遅く、もう今年になってしまった)。

マヂラブ野田「最下位でも、優勝出来るんで、諦めないでください!」

M-1グランプリ2020 20'12.20