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#08-紡ぎ出すということ。2度目の人生のよう。

 「いま人生楽しい?」その人が聞く。
うん、とても。違う人生を2度楽しんでいる気がする。1度目、運命の人に出会えて、奇跡的に両想いになれて、共に人生を歩むことができた。短かったけれども。でも、本当に楽しくて幸せな日常や、旅行や旅や、海外生活ならではの体験があった。そして、その中で、とっても幸せな人生の終わりまでを本当に信じて夢見ることができていて、その人生をやりきった感で満載だ。だから、その人生は最後まで実現しなかったけれども、しっかり生きた気がする。そして、いま、違うまた楽しい2度目の人生を生きている気分だ。いまは、背中に羽が生えた気分なくらいとても自由な気がして、それがとても心地よくて楽しい。最強でどこまででも羽ばたいていける気がしている。そしてその先にある景色がどんなものなのか、とっても楽しみ。いま、2度目の人生の終わりがどんなものか全く想像できないけど、それが逆にお楽しみ箱を開ける前のワクワク感に似たようなものがあって、とっても楽しみなんだ。だから、いまの人生は、前の人生と全く別物で、いまの私は、いまの人生をいまの最大限で楽しいと思えている。1度きりの人生なのに、違った人生を2度生きることができている気がしてて、とてもラッキーだとさえ思っているよ。
 大好きだったけど、運命の人だと信じていたけど、一緒にいて楽しくて幸せだったけど、でも、一緒にいて、自分自身が人として掛け算のようにいかなかった。大好き・運命・楽しい・幸せ、という感情や気持ちと反比例するかのように、自分自身、人としてちっちゃくつまんなくなっていっているような気がして、自分のことをどんどん好きじゃなくなっていってたんだなぁ、そこから目を背けそうとしていたなぁ、振り返ると。

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