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無条件に反応する「新商品」。

世の中の大方の企業は、商品開発に力を入れているかと思います。一方、ずっと同じ物だけを売っている企業もあります。後者の方は、相当なブランド力がある企業で、どちらかというと前者タイプの企業が多いかと思います。
うちの業界は結構後者タイプの企業もいますが、決してブランド力があるわけでなく、売り上げが年々落ちていってるパターンも見受けられます。
では、なぜ商品開発に力を入れる、即ち新商品を出した方がいいのか。

1、消費者は絶えず新しいものを求めている 

皆さんビックリマンチョコはご存知ですよね?あれって私のようなアラフィフ世代の子供のころからあるお菓子です。
一度、一大ブームを巻き起こした後完全に消えたかと思いきや、突如復活。そして、数々のコラボ商品を生み出し、購買層の超拡大を実現しました。
ガンダムやらワンピースやらAKBやら・・・そのコラボ相手のファン層も巻き込んで、ロッテのロングヒット商品となりましたね(笑)

ビックリマンは極端な例かも知れませんが、例えばあなたが何か好きなお菓子があったとします。で、違う味の新商品が出たら、取り敢えず食べてみたいと思いませんか?そんなにバカ高くないものなら、大方の人は買ってみるんじゃないでしょうか。で、感想を友人にシェアしたりしませんか?それこそが企業側の狙いなのです。

2、新商品に託した広告戦略

新商品と言うのは、「当たる」かは分かりません。ですが、消費者の志向というものはどんどん変化していくものです。
だからこそ新商品をコンスタントに出して、リサーチ役をさせるのです。もしかしたら、10種類出したうちの1種類しか当たらないかも知れません。
でも、その1種類が次世代のスタンダードとなって、また次のヒントも生まれるのです。

冒頭に書いた通り、何年も新商品を出さない企業というのは、固定客はいるものの、購買層が急激に拡大したりはしないです。消費者からしたら新鮮味はないですよね。
消費者と言うのは無条件に新しいものに興味を持つ生き物なのです。極端な話、パッケージが変わっただけで買いたくなる時ないですか?(笑)
中身が全く同じでも、買うんですよ。パッケージそのものの視覚効果という
のも考慮すべき分野なんですよね。

3、コロナ禍での業種転向

現状のコロナ真っただ中で苦境に立たされている旅行・観光業、飲食他店舗ビジネス・・・。緊急事態宣言が再度出されることが決定した現在、私個人としては、まだまだ収束には程遠く、苦難の道は今後も続くと感じています。 

このまま今の商売に固執していればジリ貧になっていくのは目に見えています。何代も続いた旅館とか、有名なお店も廃業しているのです。鉄道や航空各社といった基幹企業でさえ苦境に立たされているのです。

ですから、まだ傷の浅いうちに新しいサービスを始めるとか、業種転向するとか検討すべきだと思いますね。いくつかチャレンジしてみて、もしかしたらホームラン級のものが出てくるかも知れない。でもチャレンジしなければ何もない。

現在誰もが知っているような大企業でも、元々全然違う業種からスタートした、という企業は沢山あります。新商品や新サービスを生み出すことで、その時代に合った消費者志向の潮流を見極めてきたのです。
時代が大きく変わろうとしている今、今までの価値観を捨てるべき時期にきたのではないかと思います。


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