弱虫な男の唄

「ぼくの唄は弱虫な男の唄ばっかりですよ」と語るのが印象的でした。長渕さんデビュー当時はフォーク全盛期を過ぎた70年代後半あたりだと思うのですが、自分の兄が好きだったこともありその当時の曲は耳に残っています。マッチョな長渕剛になる以前の中性的でなよっとした線の細い頃に歌った「順子」や「巡恋歌」、「西新宿の親父の唄」が好きです。
彼の歌に表現される地方出身者からみた憧れの「東京」を見上げる視点に共感するところがあり、そこに自分を重ねたりもしましたね。福岡博多に伝説のライブハウス、その名も「照和」というお店があり、長渕さんをはじめ、石橋凌やチャゲ&飛鳥、陣内孝則、甲斐バンド、武田鉄矢、井上陽水、財津和夫、さだまさし、。タモさん。。がいて九州出身のミュージシャンはその店を通過して東京を目指したという時代があったそうで、そんなエピソードを聞くとグッときます。しかしすごい面子です。
長渕さん、体調崩したみたいでちょっと心配なのですが再び戻ってきてほしい。
弱っている彼の魂から生み出される弱い男の新しい唄が聴きたい。

https://youtu.be/KCqSzqBT0ik?si=hSTn3BC5HuNLqPfm

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