食と健康

毎日少しずつの薬膳や中医学、アーユルヴェーダ、ヨガの練習、呼吸と瞑想、週末の農作業初心…

食と健康

毎日少しずつの薬膳や中医学、アーユルヴェーダ、ヨガの練習、呼吸と瞑想、週末の農作業初心者です。今年還暦のサラリーマンですが、日々のことを備忘録として記録していきたいと思います。

最近の記事

#9 病気を引き起こす原因(病因)について①

人が健康であるということは、次のすべてが調和していることだと薬膳の講義で学びました。  陰陽のバランスがとれている、精神気・気血津液の調和、臓腑や経絡の調  和がとられていることです。 臓腑の失調を引き起こすものは「病因」と呼ばれ、これに対して「四診」による診断を行って、身体の状態を判断して「証」を見極めます。(弁証) これを元に治療方針や方法を決めていきます(論治) これについては#7でも少し整理しました。 発病の原因となるものは、3つの因子があると考えられていて、「外因」

    • #8 薬膳茶の講義を受けています。

      いままで薬膳に興味を持った理由、その後に薬膳の講座を受講し、学んだことを自分の頭の整理のために書いています。もちろん、これからも講義を受けるなどのインプットは続けるとともに、それを実践(アウトプット)しないと学んだことが身につかないと薬膳の先生から耳にタコが出るほどに聞いており、いろんな場面で学んだことを実践していきます。 さて、今は中級の講義の再受講と薬膳茶の講座も受けています。 でも、なぜ、薬膳茶なのか? これも薬膳を勉強して、その効果は薬膳料理や漢方薬にも匹敵すると感じ

      • #7 私の診断結果を引き出した診断方法について

        私は漢方薬の先生の診断の結果、「肝脾不和」として診断されて、漢方薬を処方されました。また、薬膳の講義も受講しており、薬膳を組むことを意識するようになりました。ただ、なかなか、料理を作ることはできないというのが実情ですが、外食の際に何を食べるのが、その時の私の状態に合っているかを考える癖が徐々についてきたように思います。 その前に、その診断結果に至るまでの中医学の診断方法について、整理したいと思います。 その基本的な考え方は「弁証論知」といわれるものです。 疾病の原因を見極めて

        • #6 五行理論って何?

          何度か登場している五行色体表ですが、五行の特性は次の通りだと学びました。 五行の特徴は次の通りです。 木は曲直=キョクチョク 樹木の生長を示しており、風に吹かれても真っ    すぐに上に伸びる性質である。 火は炎上=エンジョウ  炎が上昇する様を示しており、温熱の効果、昇騰 の行為を示す。 土は稼穡=カショク 

        #9 病気を引き起こす原因(病因)について①

          #5「脾」のお仕事

          続いて、「脾」の働きについて整理したいと思います。 脾の働きには、「運化」「昇清」「統血」の3つがあります。 まずは「運化」ですが、運=運送、化=転化や消化吸収の意味があります。 水穀を精微(人体の栄養素)に変化させ、栄養物質や津液を全身に輸送させるということ。 つまり、脾の運化が低下すると、消化吸収能力が弱り、食欲不振や軟便、気血不足による無気力や味覚異常などが起こると考えられます。 また、水液代謝の異常で、むくみ、めまい、喘息、痰飲などが起こります。 つぎに「昇清」ですが

          #5「脾」のお仕事

          #4 「肝」のお仕事

          五行色体表では、自然界のすべてのものは「木、火、土、金、水」の五行系統に分類されて、体の様々な組織、機能も五臓を中心に五つの生理・病理系統に分類されていると知りました。 その中の五臓は「肝」「心」「脾」「肺」「腎」それぞれの働きを知るうちに、私の診断結果である「肝脾不和」がどんなものかが、わかってきたように思います。 「肝」の2つの重要は仕事は、疏泄(ソセツ)と蔵血(ゾウケツ)であると学びました。 肝の1つ目の仕事である「疏泄」とは、疏=通りがよく、泄=のびやかで滞りがない

          #4 「肝」のお仕事

          #3 私の診断結果「肝脾不和」

          私の診断結果は「肝脾不和(かんぴふわ)」 まあ、日常ではまず聞きません。 薬膳講座ではまず、薬膳基礎理論として「気一元論」「陰陽五行学説」などを学びました。これも今までは縁のなかった世界ですが知っていくと面白い。色々と知る中でも特に「陰平陽秘」については面白く、また薬膳を学び、実践するうえでは大切なことだと実感しています。陰気と陽気の平衡がとれた状態でつまり「中庸」を表しています。 陰と陽のバランスが取れた状態で健康が保たれているが、邪気に侵されたり、正気が不足すると陰陽のど

          #3 私の診断結果「肝脾不和」

          薬膳の勉強を始めました。

          漢方薬を飲んだことで腰痛が改善しました。その後に詳しく診断を受けたのですが、中医学の診断は「四診」と「八綱弁証」が重視されます。 「四診」は「望診(見る)」、「聞診(聞く)(嗅ぐ)」、「問診」、「舌診(触れる)」 これら望・聞・問・切の方法で弁証をして必要な情報を集めて診断をします。 初診のため、1時間程度話をしました。先生はニコニコしながら色々と質問をしてくれます。とても話がしやすい雰囲気で色々なことを聞かれます。睡眠時間は? ストレスは? 食事は食べれますか?  腰痛以下

          薬膳の勉強を始めました。

          まずは薬膳に興味を持った理由

          毎年、梅雨時期、季節の変わり目になると腰痛を発症していた。きつい運動をしたわけでなく、寒いわけでもない。発症すると整体や整形外科に治療に行く。整形外科ではレントゲンの撮影をしてもらうが決まって、先生からは「骨には異常は無いですね、年齢的なものですね。」と診察されて、湿布薬と痛み止めの薬をもらうだけで薬が増えるばかりの繰り返し。その腰痛が厄介なのはしばらくすると痛みは和らぎ、いつの間にか腰痛を忘れてしまっている、そんな状態が4年ほど、続きました。 発症してはしばらくすると治って

          まずは薬膳に興味を持った理由