食と健康

毎日少しずつの薬膳や中医学、アーユルヴェーダ、ヨガの練習、呼吸と瞑想、週末の農作業初心…

食と健康

毎日少しずつの薬膳や中医学、アーユルヴェーダ、ヨガの練習、呼吸と瞑想、週末の農作業初心者です。今年還暦のサラリーマンですが、日々のことを備忘録として記録していきたいと思います。

最近の記事

#22 7月からの不調は私の取扱説明書

このnoteでは薬膳や中医学の学んだことをきっかけに自分の経験を記録しながらアウトプットの機会ととらえています。 さて、以前の投稿で何度か書いていますが、7月初旬に胃痛を感じたことをきっかけに7月から8月にかけて胃カメラ、エコー、CT、MRIと立て続けに検査をうけました。その検査の結果、胃に不調は無いものの腎臓や肺に水の塊が発見されました。幸い腎臓や肺に異常はありませんでした。 続いて9月には突然、右腰にシクシク、チクチクと痛みを感じて、寝返りが出来ない、咳やクシャミで痛みが

    • #21 筋肉の潤い不足②

      前回の投稿「#20 筋肉の潤い不足①」では、ここ最近の大量の汗から筋肉疲労を発症し、処方された漢方薬で改善したことを整理しましたが、今回はその続きです。 処方された漢方薬は疎経活血湯と四物湯でした。 疎経活血湯は解説書などを見ると、腰痛・下肢痛、関節痛や腫れ、神経痛などに処方されると書かれています。もちろん、これは間違いではありません。しかし、私が薬膳を学ぶ先生は患者さんの状態を聞きながら(問診)、本当の原因を探っていきます。だから、単純に腰痛や関節痛だから今回の漢方薬が処方

      • #20 筋肉の潤い不足①

        今年の夏も大変な猛暑となり、農作業でもたくさんの汗をかきました。今年最初の稲刈りは9月8日に行いました。朝から青空の元、爽快な天候ながらやはり、暑い一日となりました。稲刈りは8日、16日の二日間の予定のため、早めに終了し、その日は帰宅。その翌朝、右の脇腹あたりに筋肉痛がありました。農作業翌日にはたまにあることなので気にすることもなく、そのうち治るだろうと普段と変わらずにヨガの練習後に出勤しました。しかし、痛みはその後一週間経っても治りません。むしろ、咳、くしゃみ、寝返りでも痛

        • #19 病気を引き起こす原因(病因)について③

           少し前に同じタイトルで病因について書きましたが、今回はその三回目です。 今日は九月八日ですが、外は猛暑で農作業も大量の汗をかきます。 しかし、すでに暦のうえでは秋です。今年の立秋は八月七日でした。 今回は五行色体表では五季で「秋」、五気では「燥」に該当します。 今回は「燥」について整理したいと思います。 「燥」は秋の主気ですが、それが激しすぎたり、急激な気候変動があれば発病の原因となり疾病を引き起こし、「燥邪」となります。 最近は夏から秋を飛ばして突然に冬が来るような気候

        #22 7月からの不調は私の取扱説明書

          #18 薬膳茶を組んでいます。

          薬膳の勉強と実践を始めてから薬膳茶を組むようになりました。できれば、毎朝の体調に応じて日替わりでお茶を組むのが理想ですが、時間的な余裕もないので一週間分を2日に分けて作るようにしています。 今、意識しているのは暑さ対策と津液不足、そして私の課題である健脾対策です。 毎朝のヨガの練習では大量の汗をかきます。また、週末の農作業でも同様に大量に汗をかきます。汗をかくと「気」を消耗します。それだけではなく「津液」「血液」を損なうことになります。「気血津液」については別に整理していると

          #18 薬膳茶を組んでいます。

          #17 MRI検査を受けました。

          #13で胃の不調について書きました。その後日談です。 胃の不調の改善のために漢方薬と薬膳茶を飲みましたが、念のためにかかりつけ医で胃カメラ検査とエコー検査を受けました。胃カメラは異常無しでしがエコーで腎臓に影があると言われました。 「え~っ」でした。医者はこれだけではわからないのでもう少し検査が必要だと言います。「CT検査をしますか?」「万が一の場合もある」 もちろん受けますが、「いつ頃がいいでしょうか?」 「すぐでもいいし、数か月先でもいい」  結局、3週間後に検査を受けま

          #17 MRI検査を受けました。

          #16 気血津液って何?①

           noteに投稿を始めて約半年が経過しました。最初は週に1本の投稿を目標としていましたが結果は2週間に1本の割合になっています。これからもう少し投稿のペースを多めにしようと思っています。アウトプットの機会を増やして、その分のインプット=学びを増やしていくことを自分に課すためですが。  前回の投稿でも書きましたが、まだまだ暑さが厳しく、農作業やヨガの練習では大量の汗をかきます。時に農作業で汗をかくと尿意を催すこともあります。農作業中や練習後の水分補給は必須ですがさらに薬膳を勉強

          #16 気血津液って何?①

          #15 プチ熱中症だったかも・・・

          梅雨明けから毎日猛暑が続いています。農作業も大変な時期となります。 なるべく朝の早い時間帯に作業をしたいと思うものの、その通りにならない時もあります。先週の土日は9時頃から田んぼや畑の草取りを2~3時間行ったのですが日曜日はさすがにバテテしまい、作業後は大量の汗もなかなか 止まらず頭もぼんやりとしてしまい、作業もそこそこに冷房の効いた車内に逃げ込みました。すぐに帰宅し冷房の効いた室内で過ごしたものの、ちょっと熱中症気味ではないかと心配になってしまいました。やはり、この猛暑での

          #15 プチ熱中症だったかも・・・

          #14 夏の土用

          薬膳を勉強するまでは「土用」といえば、鰻を食べる程度の認識しかなかったのですが、土用は一年に四回あるのをはじめて知りました。 そして7月19日から8月7日の立秋までが夏の土用期間になります。その期間をうまく養生して乗り越えないと秋以降の体調に影響すると教わりました。 前回の#13でも書きましたが、雨中の農作業後に調子を崩しました。胃がシクシクと痛み、食欲がないというもの。吐き気もするので胃カメラ検査もしましたが結果は問題無し。薬ももらいましたが合わせて薬膳の先生にも進捗状況を

          #14 夏の土用

          #13 梅雨入りして思うこと

          週末は自宅から車で一時間程度、走った里山で農作業をしている。野菜栽培や米作りなど。基本的に無農薬を志しているので、梅雨からこれからの猛暑は草との闘いに時間を取られる。田植えも先週で終えたが、早速、コナギ取りや雑草対策が始まる。最近の天候は週末に雨が多い。それも大量に雨が降る。警報級の風雨で外に出るのが危険な状態のときはもちろん、農作業は危険であるが、少々の雨ならカッパを着て作業をするときもある。週末農業だから仕方がないと思うものの、先週も午後から小雨になったので田植え後の草取

          #13 梅雨入りして思うこと

          #12 薬膳を学んで改めて感じたこと

          週に1本のnoteの記事の投稿を目標にしています。その理由は薬膳を学ぶ先生はインプットしたことをアウトプットすることで初めて、学んだことが身につくと言われており、まさにその通りと思うからです。しかし、noteを書くことが目的となり、教科書をそのまま模写しても私の学びにはならず、ただ自己満足になるだけ。まずは学んだことを実践する、外に出すことが大切だと思います。毎朝、ヨガの練習をしています。ヨガも呼吸を大切にしますが、まずは吐くことを大切です。息を吸うばかりでは苦しくなるばかり

          #12 薬膳を学んで改めて感じたこと

          #11 冷たいものを飲むと歯が沁みる

          2週間ほど前から、水を飲むと歯が沁みることが増えたので、先週、歯医者で診てもらいました。結果は、虫歯は無くて知覚過敏という結果でした。 先生曰く、歯の磨きすぎと食いしばりが大きな原因です。 歯磨きは柔らかく、鉛筆を持つ要領で優しく磨くようにと指導されました。そういえばガシガシと磨いていると反省しきり。 そして、食いしばりですが、これはまさに私の状態を示す「肝脾不和」によるものではないかと思っています。 #4で肝の仕事について少し整理しましたが、肝の仕事には疏泄がありますが、肝

          #11 冷たいものを飲むと歯が沁みる

          #10 病気を引き起こす原因(病因)について②

          前回の投稿から約1か月あいてしまいました。その間に春の土用も過ぎてしまい、季節は春から夏になりました。今更ですが、薬膳の先生は土用を迎える前は要注意のアラームを色々な媒体で発信されています。おかげで体調を崩すことなく乗り越えれたように思います。そして今は夏になります。 そして来月には梅雨を迎えます。土用については改めて整理したいと思います。さて、季節の変化などによる外部からの邪気の侵入で病気を起こすことがありますが、梅雨の時期に注意するのは「湿」です。 私は薬膳を知る前も梅雨

          #10 病気を引き起こす原因(病因)について②

          #9 病気を引き起こす原因(病因)について①

          人が健康であるということは、次のすべてが調和していることだと薬膳の講義で学びました。  陰陽のバランスがとれている、精神気・気血津液の調和、臓腑や経絡の調  和がとられていることです。 臓腑の失調を引き起こすものは「病因」と呼ばれ、これに対して「四診」による診断を行って、身体の状態を判断して「証」を見極めます。(弁証) これを元に治療方針や方法を決めていきます(論治) これについては#7でも少し整理しました。 発病の原因となるものは、3つの因子があると考えられていて、「外因」

          #9 病気を引き起こす原因(病因)について①

          #8 薬膳茶の講義を受けています。

          いままで薬膳に興味を持った理由、その後に薬膳の講座を受講し、学んだことを自分の頭の整理のために書いています。もちろん、これからも講義を受けるなどのインプットは続けるとともに、それを実践(アウトプット)しないと学んだことが身につかないと薬膳の先生から耳にタコが出るほどに聞いており、いろんな場面で学んだことを実践していきます。 さて、今は中級の講義の再受講と薬膳茶の講座も受けています。 でも、なぜ、薬膳茶なのか? これも薬膳を勉強して、その効果は薬膳料理や漢方薬にも匹敵すると感じ

          #8 薬膳茶の講義を受けています。

          #7 私の診断結果を引き出した診断方法について

          私は漢方薬の先生の診断の結果、「肝脾不和」として診断されて、漢方薬を処方されました。また、薬膳の講義も受講しており、薬膳を組むことを意識するようになりました。ただ、なかなか、料理を作ることはできないというのが実情ですが、外食の際に何を食べるのが、その時の私の状態に合っているかを考える癖が徐々についてきたように思います。 その前に、その診断結果に至るまでの中医学の診断方法について、整理したいと思います。 その基本的な考え方は「弁証論知」といわれるものです。 疾病の原因を見極めて

          #7 私の診断結果を引き出した診断方法について