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タロット大アルカナそれぞれの領域の話

タロってデザれるイタコ/O-タロットクエスター主宰
シバタトモコです♪ まいどヽ( ・∀・)ノ
⇒シバタトモコ概略★


今回は、先日下記の記事で少し書いた「大アルカナそれぞれの領域」について、もう少し踏み込んで書いてみる。

大アルカナのそれぞれの領域をワシは「領域分布図」と呼んでいるが、これは、タロットリーディングで一般的に広く浸透している解釈。

これをワシの視点で書いてみます。


◆大アルカナ22枚の領域分布解図

まずは分布図を見てみよう。人間領域~宇宙(神)領域まであって、0番~21番まで下記のように領域が分かれている。

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神(宇宙)領域 ⇒ 何者も及ばない領域かつ0(ゼロ)ポイント。
天使領域 ⇒ 宇宙の抗えない流れの領域・集合意識領域
精神領域 ⇒ 個人の心理領域や潜在領域、精神領域
人間(現実)領域⇒ 現実的で三次元の世界

では、次の章でそれぞれをワシの視点でザクっと解説します。


◆領域①:人間(現実)領域

【管轄カード】1魔術師/2女教皇/3女帝/4皇帝/5法王/6恋人/7戦車

領域分布図_人間

人間領域のカードは、超個人的で現実的な領域。

ゆえに職業や得意にまつわる事が多い。現実的で三次元の領域を表す。
「善悪」「正誤」「上下」こんな「人間らしいジャッジ」が常に入るのもここ。

ゆえに「地に足ついた」感覚が求められる事も多いゾーン。
三次元の世界は結局「選択行動」がトリガーになるわけなので、あたり前っちゃーそーですね(笑)

「1魔術師」は「宇宙領域」の「愚者」を経て、次のステージで今までの自分の経験値をフル活用していくってカード。現実的よね♡

「2女教皇」は、先生的な職業を表すけど内面は「女性性やエゴとの葛藤」を表すし人間らしいよね。

「3女帝」と「4皇帝」はいわゆる「社長/リーダー」的なもので、自我と利他は常に交錯する立場でもあるわけっすよ。

「5法王」は神の哲学をザビエルどもに伝えていく人だけどさ、神職だからって中身は人間。「生臭坊主」もいるわけで(笑)人間くさいわー。

天使の絵が書いてる「6恋人」もここなのは、これから自我と利他をパートナーとともに見つけて統合していくという「スタート」でもあるのでね。全然人間らしいわけだし、運命の出会いかなんてーのはこの時点では分からないっすからね(笑)

「7戦車」は動く事で自分を保つという意味があるくらいだからガムシャラなんだよね。ガムシャラ状態って人間にとってとても必要な要素でもあるのでね。ずっとじゃ死ぬけどさ。

この領域は、自己実現を能動的に行う事を求められる領域でもあるわけです。

宇宙とか神とかそういうのはそっちのけ、自分の意志を凄く問われる領域なのであります。


◆領域②:精神領域

【管轄カード】8力/9隠者/10運命の輪/11正義/12吊られた男/13死神/14節制

領域分布図_精神

精神領域は個人の心理領域や潜在領域を表す。
つまり、三次元に存在するが、主に「メンタル」を管轄するゾーンで「自らそう在る・そうする」と選べる哲学的ゾーンでもある。

①の人間領域では「善悪」「正誤」「上下」こんな「人間らしいジャッジ」が常にワンセットになってくるのだが、このゾーンは、その先にある「で?自分はその辺度外視したらどうすんの?」を強く求められる領域。

だから違う角度から言うと「自分次第で人生はどうにでもなる」というゾーンでもあるのです。タロット大アルカナ分岐点である「11正義」が入っているのもこのためかと。

「11正義」を境に、三次元と五次元に分かれるとも言われているので納得ですな(笑)「11正義」は、宇宙の采配が入った「10運命の輪」を経て、五次元視点(宇宙視点・ボーダーレス)で判断していくわけですからね。

人間領域を経て精神領域の入り口に「8力」がいるのは、精神(メンタル)にとって「自我との共存・統合」が大事になるからだし、

「9隠者」はその先に「自己哲学」が生まれて、どんどん自分の内面を見つめることで「潜在領域」へ深く行く時期もあるからここなんだろうし、

けどメンタルだけじゃ生きれないってのがこの世なワケで、ここに最初の宇宙の采配(抗えない流れ)の「10運命の輪」が来るわけですわ。
人生のシャッフルタイム!みたいなもんやな。

そして先述した「11正義」の判断を経て、そこから「12吊られた男」で本質の修行に入り、修行するにつれ自分の直感が開花するわけよ。

で、直感が開花し出すと、不要な人間関係の整理が始まるわな。これが三次元の醍醐味よ。

そこで「10死神」センセ登場(笑)
死神センセは宇宙の采配入ってるカードだけど、この領域にいるのは「逃げる選択もできる」からなのですよねえ。(もちろん逃げたら宇宙の負の利息ついてきますけどw)

そして人間関係が整理された後に「14節制」が来るのね。節制さんは、感情や感覚・心のやりとりがスムーズに節度を持って行われている状態を指すんだけど、これ、人間関係ぐちゃぐちゃだと無理案件(笑)

精神領域は「魂が喜ぶ方向へ宇宙の采配が入る」カード(運命の輪/死神)も混在するゾーンなんだけど、「宇宙の采配すら自分次第でいかようにも活用できてしまう」ゾーンなワケです。


◆領域③:天使領域

【管轄カード】15悪魔/16タワー/17星/18月/19太陽/20審判/21世界

領域分布図_天使

宇宙の抗えない流れの領域・集合意識領域を表す。

自分の精神(メンタル)だけではどうしようもないが、精神(メンタル)で選択行動も同時に求められる領域。

「15悪魔」は誘惑・執着や背徳を表すけど、これだってはっきりいって精神(メンタル)だけで押さえ込む事は不可能だしね。経験と共に誘惑や背徳を求めてしまう「自我の正体」をつきとめるしか執着はとめる事はできないし、

自我執着の先には「16タワー」で崩壊しかないわよね(笑)
宇宙の天誅よね。タワーセンセは。死神は逃げる事もできるけど、タワーはそうはいかない。自我暴走の先には「崩壊」しかないからさ。崩壊してリセットしないと無理レベルなワケよ。

そして、すってんてんになって裸一貫で死にかけてたけど少し希望が見えてくる「17星」も、希望が見えたら不安の正体も見えてくる「18月」も、宇宙の大いなる流れの一環で、どうしようもないし、

そこから回復して日が昇る時間帯になり、開き直って身軽にテンション爆上がりの「19太陽」も、宇宙の大いなる流れでどうしようもないわよね(笑)

そうしてヤル気になったときに宇宙の番人「20審判」が「お前、ほんまにソレでええんやな?また人間領域を繰り返す勇気あるんやな?」って問われるわけさ。審判センセほんと、覚悟要るw

で、それでもいい!やり直す!ってなった人には宇宙は祝福するわけよ。
宇宙の大いなる流れの完璧さを表す表す「21世界」の統合した世界が見えてくるわけよ。

天使領域ってのは「魂が喜ぶ方向へ宇宙の采配で<避けて通れない流れ>」という背景がベースに入るゾーン。

逃れられないゾーン/逃れたら負の利息が付いてくるゾーンでもある(笑)


◆領域④:神(宇宙)領域

【管轄カード】0愚者

領域分布図_宇宙

何者も及ばない領域かつ0(ゼロ)ポイント。神(宇宙)なので、比べること、宇宙や神の意識なんか無い「自由」なゾーン。

存在そのものが宇宙(神)であり、それは特別な事でもない。そう気づいていくのが人生なのだという事を表しているゾーン。

自分という存在が、何かの上・何かの下ではない唯一無二の存在であるという事も表す。

「0愚者」は人間領域~天使領域までの人生を歩み、人生の岐路を迎え(20審判)、統合し(21世界)、その果てにまた全てを捨てて自分の存在だけで人間領域に戻って新たな人生を歩む扉が開いた人でもある。

このゾーンには愚者しかいないのだけど、愚者はそれくらい特別なカードなんだよねえ。

⇒【参考】愚者について


◆シバタトモコ式「宇宙の法則カード」が領域分布図と少し違う理由

【管轄カード】10運命の輪/13死神/16タワー/20審判/21世界

宇宙の法則カード

ワシのシバタトモコ式タロット鑑定(O-タロットクエスター)には、ワシ独自の解釈があって、それがこの「宇宙の法則カード」と呼ぶカテゴライズ。

これらのカードは全て「宇宙の抗えない、魂が喜ぶ方向への采配が強く入っている」というのがカードそのものの解釈にスタンダードに入っている。

人間領域は、そのゾーンに抗う事も込みな領域なのだが、精神領域と天使領域にはこれらのカードが点在するわけですがね、これって、この世の森羅万象だと思うのよ。

宇宙の采配は常に入っている。集合意識レベルは「それぞれの魂が喜ぶ叡智」が詰まっているわけでさ。集合意識からの流れは常に寄越されているけども、人間界(三次元)どっぷりだと気づきにくいという特徴もあるのね。

自己を見つめ始めた時にようやく「宇宙の采配」は少しずつ見えてくる。それのサインが「宇宙の法則カード」たちなんだよね。

それぞれのカードの説明は先述したとおりだけど、ワシ的には自分の人生から考えても、こういう「宇宙の采配を感じる瞬間=自分の意志とかではどうしようもない流れ」を感じる事が、やはり自己メンタルを見つめて行く事で多くなったように思う。

なので、リーディングではそんなタイミングをしのごの言わず分かりやすくお伝えするために、こういうカテゴライズを追加したのです。

だから、宇宙の法則カードはそういう意味では特別かもしれないけど、特別だからってどうこう、ではないのよ。

ただの流れ。結果は流れに乗った「おまけ」でしかないのよ。

愚者がここに入らないのは、愚者は「宇宙(神)」の体現者だから。愚者はもう「歩く叡智」みたいなもんだからね。

愚者は宇宙のパシリではないのよ。宇宙なのよ。だからここには入れなかったのです。


以上、タロットの領域分布図のワシ的な解説でした。お付き合いあざました!

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(内容は適宜更新しています)



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