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銀河フェニックス物語

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舞台は宇宙。恋あり、笑いあり、アクションありのハードボイルド小説「銀河フェニックス物語」の連載マガジンです。最新話をすぐ読めます。
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2021年5月の記事一覧

銀河フェニックス物語  【出会い編】第三十五話 わたしをバトルに連れてって (ま…

・第一話のスタート版 ・銀河フェニックス物語 総目次 ・第三十四話「愛しい人のための船」 …

銀河フェニックス物語 こぼれ話 其の弐

 銀河フェニックス物語をお楽しみいただくため、ツイッターにつぶやいたことなど備忘録的にま…

銀河フェニックス物語<裏将軍編>風の香り、その後(上巻)

・銀河フェニックス物語 総目次 ・裏将軍編のマガジン ・最後の最後は逃げるが勝ち(1)~ …

銀河フェニックス物語<裏将軍編>風の香り、その後(中巻)

・銀河フェニックス物語 総目次 ・裏将軍編のマガジン ・風の香り ・風の香り、その後(上)…

銀河フェニックス物語<裏将軍編>風の香り、その後(下巻)

・銀河フェニックス物語 総目次 ・裏将軍編のマガジン ・風の香り ・風の香り、その後(上)…

銀河フェニックス物語<裏将軍編>風の香り

・銀河フェニックス物語 総目次 ・裏将軍編のマガジン ・最後の最後は逃げるが勝ち(1)~ …

銀河フェニックス物語<裏将軍編>最後の最後は逃げるが勝ち(1)

・銀河フェニックス物語 総目次 ・裏将軍編のマガジン ・【出会い編】第三十四話「愛しい人のための船」  宇宙船飛ばし屋チームの新興勢力、ギャラクシー・フェニックスは、東のエリアを今日の勝利で抑えた。銀河統一まであと一つ。 「うーん。違う」  喜んでいいはずだが、総長の裏将軍は頭を抱えていた。  側近のアレグロが心配して聞いた。 「どうした?」  俺の問いにレイターは苦しそうに答えた。 「思うように操れねぇんだ」 「船がか」  あいつは目を伏せた。  口に出して認めたく

銀河フェニックス物語<裏将軍編>最後の最後は逃げるが勝ち(2)

・銀河フェニックス物語 総目次 ・裏将軍編のマガジン ・最後の最後は逃げるが勝ち(1) *…

銀河フェニックス物語<裏将軍編>最後の最後は逃げるが勝ち(3)

・銀河フェニックス物語 総目次 ・裏将軍編のマガジン ・最後の最後は逃げるが勝ち(1)(2)…

銀河フェニックス物語<裏将軍編>最後の最後は逃げるが勝ち(4)

・銀河フェニックス物語 総目次 ・裏将軍編のマガジン ・最後の最後は逃げるが勝ち(1)(2)…

銀河フェニックス物語<裏将軍編>最後の最後は逃げるが勝ち(5)

・銀河フェニックス物語 総目次 ・裏将軍編のマガジン ・最後の最後は逃げるが勝ち(1)(2)…

銀河フェニックス物語<裏将軍編>最後の最後は逃げるが勝ち(6)

・銀河フェニックス物語 総目次 ・裏将軍編のマガジン ・最後の最後は逃げるが勝ち(1)(2)…

銀河フェニックス物語<裏将軍編>最後の最後は逃げるが勝ち(7)

・銀河フェニックス物語 総目次 ・裏将軍編のマガジン ・最後の最後は逃げるが勝ち(1)(2)…

銀河フェニックス物語<裏将軍編>最後の最後は逃げるが勝ち(8)

・銀河フェニックス物語 総目次 ・裏将軍編のマガジン ・最後の最後は逃げるが勝ち(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7) * *  レイターは突風教習船の左教官席で、ヘルメットを膝の上において眠っていた。  息をしているように見えない。死んでいるんじゃないか。  渡されたばかりのウエスタンクロスの旗を手に、アレグロは不安になった。それぐらい深く眠っている。  こいつは、寝る間も惜しんで、持てる全ての精力をこのバトルに注ぎ込んできたからな。  数ヶ月前だったら小さな身