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若者と社会


このnoteは2020年8月23日に開催した”SDGsリレー生配信”のレポート記事です!10時間の配信中に行われた 10個の企画。
ライターの方々が感想を交えながら1つ1つ振り返ってくださいます!

何を学び、何を感じたのか。

みなさんもぜひ、あなたにとってのSDGsを思い浮かべながらご覧ください!
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「SDGsって若者の声もしっかり聴かれていたのかな?」

皆さんはお考えになったことありますか?💭


私はこのセッションに参加するまで考えたことがありませんでした。確かに…そういえば…とハッとする思いでした。様々なことに関する私の勉強不足ということもあると思いますが、若者の声は届かない、届きにくいというのが無意識のうちに染みついてしまっているからかもしれません。

今回私が参加した「SDGsと若者- SDGsって若者の声もしっかり聴かれていたのかな?-」では2015年にニューヨークで地球上誰も取り残さないという決意のもと採択された2030年までの持続可能な開発のための目標であるSDGsから、若者と社会についてディスカッションを含め考えていくセッションでした。


SDGs(持続可能な開発目標)の成立と若者の関係性を理解する」
「日本において、社会を変えたいと行動する若者を取り巻く環境課題を探求する」


この2つの目的のもと、
前半に、社会の中での若者の立場の認識、世界の若者の社会問題への関わり方、
また若者が様々な問題に対し声を上げてきた世界の歴史についてを学びました✨
そして後半では、2つ目の目的に沿い日本での社会を変えたい若者と彼らを取り巻く日本の環境の仕組みについて、Wake Up Japan 鈴木洋一さん進行のもと学んでいきました🌺


Wake Up Japan は、「一人ひとりの選択によって、社会的不条理が解決し、お互いに尊重しあえている社会の実現」を目指し「社会主義、人権、対話を重視し、市民の社会参加によって国内外の社会問題の解決を促す社会教育団体」です。 

1.Power of People ー誰もが社会を変える力があるー
2.Social Justiceー社会問題を自己責任で終わらせないー
3.Story Space ーストーリーの分かち合いが人々をつなげ、社会を変えるー

というWake Up Japanの社会改革のアプローチのもとWake Up Japanはカンファレンスの開催、10代向けの社会改革に関する情報配信、市民及び青少年向けのシティズンシップ啓発、人権やシティズンシップなどのイベント運営、フィールドワークなどを行っています🌺


年長者が社会の仕組みを作る中で世界の若者は社会問題にどう関わってきたのか

年長者が社会の仕組みを作る中で、それでも今まで世界では様々な国で多くの若者が貧困や教育、気候問題などに対し声を上げてきました。


鈴木さんのお話で驚いたのは

2016年現在、世界の若者人口は史上最も多くなっている
ということ!

また10歳から24歳にあたる人々は18億人おり、これは貧困国の都市部における多数派を構成しているそうです。そのため国連をはじめ世界各国で若者の声を反映させようという機運は高まっているそうです。(参照 2016年 オックスファム・インターナショナル ”Youth and Inequality”より)

実際にポストMDGsについてアフリカやインドネシア、中国、韓国、モンゴルや日本の若者が提言した例やイギリスにおける若者議会設置への法案提出、オーストラリアでのフェアトレード大学運動などをこのセッションを通して知り世界では若者が声を上げてきたことを知りました。




では日本ではどうでしょう...?



日本の社会を変えたい若者と彼らを取り巻く環境

日本の若者も多く声を上げているでしょうか?

日本でも今までフェアトレードや教育などで若者が声を上げ実際に社会を変えていくような影響をもたらした様々な例があります。しかし日本では社会問題について取り組むということに対し多くの若者が積極的に働くということは海外に比べあまりないように感じるためこれを知りとても驚きました..


そして驚いたと同時にセッションの中でも話し合われていたように、あまりこのような例が共有されていない現在の日本の環境に対し疑問を持ちました...私の周りでも海外の友人に比べ、日本の友人はあまり社会について声を上げることはなく、様々な社会問題に興味のある友人は、「意識高い」または「意識高い系」と捉えられ周りから外れた存在のように捉えられてしまうことが多いように感じます。


そして、セッションの中で驚きのデータがありました。
日中韓米の高校生意識調査で「私は努力すれば大体のことができる」に対しそうだ(まぁそうだを含める)と答えた日本人はたった15.1%(60.5%)... ということです。中国は31.4%(80.4%)、韓国は 38.3%(84.7%)、米国では56.8%(89.8%)...(平成27年度「高校生の心と体の健康に関する意識調査―日本・米国・中国・韓国の比較―」(国立青少年教育振興機構 青少年教育研究センター)より)ということで、

どれだけ日本の人々の「そうだ」と答えた人数の割合が低いかが分かります。
若者が声を上げ行動し社会を変えるという考えは一般的ではないように感じられてしまっているかもしれません。

なぜこのような状況が起きてしまっているのでしょう...
2つの理由が挙げられました

 ①自分の行動によって社会が実際に変わるという実感が得られにくいから
 ②実際に社会が変わった時にそれを祝福しそれぞれに世界を変える力がある
  という認識を持たせるような成功体験があまりないから

確かに日本では身近に誰かが社会に働きかけ実際に社会が変わった時にそれを祝福するようなことはあまりないように感じます。そのため行動をすることで誰にでも社会を変えられる可能性があるということが認識されにくくなってしまっているそうです。そのため成功体験はとても大切だと私自身も強く感じました。

他にも鈴木さんより日本における行動の壁として、社会問題を個人の問題だと捉えてしまうことや、自身の行動に自信が持てず、社会のあるべき姿も論じられないこと、感情に訴えかける共感性に基づいた対話のできる環境の不足などが挙げられていました。

どのようにこの環境を変え、世界を変えていくべきか

今後未来を担っていく子どもや若者たちが積極的に社会に働きかけていくことはとても重要なことだと思います。では日本の若者を取り巻く環境を変えるために何をしたら、またどのような認識を持ったらいいのでしょうか。

現在の日本の環境を知ることはとても意味があり、
より多くの人々が誰にでも行動により社会は変えられるという成功体験・認識を持つことがとても大事だと、鈴木さんのお話より強く感じました。

その他にも世界を変えるために、
活動を広げるためにより多くの人々の賛同(価値観)と参加(行動)の必要であることパワーと影響力を意識すること問題を認識し、共感できる環境が必要であることを鈴木さんよりお伝えいただきました。

社会問題は個人の努力の結果ではなく、
皆に通ずる共通の課題であり、
一人ひとりの行動で世界を変えることはできるとあらゆる立場の人々が感じ共有できる社会になればと私も強く思います。
そしてそれがより良い世界を創っていくことと思います🌏✨

感想

今まで様々な社会問題などについて私ひとりではどうにもできないと考えてしまうことがほとんどでした。しかし今回のセッションに参加することで私でも、誰にでもあらゆる立場にある人々が社会を、そして世界を行動することで変えられる可能性があるということを知ることができ、様々なことに関心を持ち取り組んでいきたいと思うようになりました。鈴木さんのお話や他の参加者の方のお話は大変興味深く、ディスカッションなどを通し参加者の方々と共感しながら参加することで関心が高まったように感じます。そしてそこから鈴木さんのお話にあったように感情に訴えかける働きの力の大きさ、重要さを知りました。誰にでも行動を起こすことで社会を変えられる可能性があるということをさらに多くの人々がこのようなセッションを通し知り、誰もが声を上げられるような社会、そしてあらゆる立場にある人々の声が反映できる社会が創り上げられたらと思います。

貴重なお話を本当にありがとうございました🌺

そしてここまで読んでいただきありがとうございました🌻💐


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WAKE UP JAPANさん

 こちらは配信のときのお写真✨

みなさんいかがだったでしょうか?
この記事を読んで、SDGsを考える時間がほんのちょっとでも増えたり、何かみなさんのアクションに繋がれば嬉しいです(^^)


Wake Up Japanさんって普段どんな活動してるんだろ〜?
もっと知りたい!
という方は ぜひぜひ こちらのHPからチェックしてみてください!


今回この記事を書いてくださったのは......
ペンネーム リリーさんでした!
本当にありがとうございました!

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