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「若い人のせいじゃない」勝手に涙が出るのはなんでだろう

自粛が始まりはや1年が過ぎ、緊急事態宣言だって何回目かもわからない。地方の親とも1年以上会えてない。こんな一年になるとは予想もできなかった。

TVはコメンテーターが批判ばかりで、個人の意見ばかり。TVはゲームをするためのものに変わり果てた。Twitterからの情報収集が主な情報源だが、を開けば政府への暴言、若者への批判。

変わり映えのしない毎日の中、たまたまYoutubeで見つけた動画。「若者のせいじゃない」サムネにつられて何気なくクリックした。

尾身先生については会見などで見ていたけど、先生ぽい話し方だなとしか印象になかった。
画面の中の人、それだけの印象だった。

最初は大人たちのいつもの質問。
聞き慣れた感じかなと思ったけれど、若者の質問に移ると尾身先生の印象がガラッと変わった。

まず、若者の発言にしっかりとメモを取り、受け止める。自身への不満でも否定しない。あっ、この人聞いてくれる人だと。

そしてなにかと矢面に立たされる私達2、30代に向けても若者が悪いわけではないと。
なぜかその言葉を聞いて涙が止まらなかった。

会社でも自粛によってメンタルをやられる同期を見てきたし、真面目に自粛をしている若者だってたくさんいると思う。
会社に外食や移動すら制限されているのにテレビやTwitterでは「若者が......」と報道される。

やるせない。真面目にやっている方が馬鹿みたい。そう思い始めていた。

話し始めた尾身会長の言葉一つ一つが誰も傷つけることなく、見ることを止められなかった。
尾身先生の人の意見を聞く姿勢、若い人と心から同じ目線に立とうとしている姿勢に感動し、もう少しだけ頑張ろうという気持ちになった。

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