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キッカケとしての音楽

小山さんの記事に「う〜ん、そうなんだよなぁ」と唸って、考え込んでしまった。音源を売ることの難しさは肌身で感じているし、こと配信の売上を複数のアーティストに分配する作業は、例えば100円の売上を千円の時給で処理するような泥臭いうえに面倒で儲からない仕事だから。

この先、どうしていくんだろう……グルグル考えていると、「キッカケとしての音楽」という漠然としたイメージが浮かんできた。

「キッカケ」というのは、人が集まるためのキッカケだったり、異質なものの橋渡しをすることだったり、つまり、

音楽そのものを売るのではなく、音楽がなにかのキッカケとなる部分に価値を見出す。

ということ。でもこれは珍しい考えではなく、飲食を提供するライブハウスなどは、音楽がキッカケとなり人が集い飲食のサービスに結びついているので、ある意味成熟した音楽ビジネスの方法ではある。

ただ、思いもよらなかった「キッカケ」を見いだせるのではと、漠然と考えているのです。音楽を “道具” として捉えることなく。

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