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【信越トレイル・準備その1】 いつ歩く? どう歩く?

信越トレイルのガイドブックによると、110km をスルーハイクする日程の目安は「8泊9日」。会社勤めであれば、この連続した日数を確保するのは中々難しいですよね。「有給を使います!」と何ヶ月も前から根回しし、土日をうまく挟んで何とか捻出できる日数のはず。フリーランスの私でも「例年だとこの辺りに仕事が入るだろうなあ」などと考え始めると、思いのほかタイミングは限られます。季節を勘案すると、消去法で決めるしかなかったり……

シーズンは、6月下旬〜10月中旬

信越トレイルは、斑尾山から苗場山まで、ぜんぶで10のセクションに分けられています。セクションによって最適なシーズンはやや前後しますが、積雪期を避けてスルーハイクしようとすれば、「6月下旬〜10月中旬」がシーズンのようです(苗場山では、残雪なくなるのが7月上旬頃とのこと)。テントサイト等も概ね6月下旬からの営業となっているので、オフシーズンは宿を探さねばなりません。

「EB」か、「WB」か、それが問題だ

斑尾山から苗場山方向へ歩くことを「EB = East Bound」、その逆を「WB = West Bound」というそうですが、私は「WB」にする予定です。

なぜなら、苗場山を含む Section-10 の標高差はトレイル随一で 1,000m以上。もし EB の場合、疲労が溜まっているであろうフィナーレで苗場山を登ることになるからです。WB であれば、アプローチ日(0日目)に苗場山頂ヒュッテに到着し、初日は下るだけで済みますからね。また、斑尾山側は交通の便が良いので、帰路を考えると「WB」に軍配があがるのではないかと。

スケジュールと宿泊計画

セクションによっては、ちょうど良い場所にテントサイトがなかったりするので、一般的には宿泊施設も織り交ぜながら計画することになるかと思います。

そこで、ガイドブックを参考に、スケジュールを組んでみました。

Day-0(トマトの国に物資デポ予定)
アプローチ。苗場山頂ヒュッテにて泊。

Day-1
Section-10。
宿の候補は、丸山荘、光栄荘、苗場荘、出口屋。

Day-2
Section-9。かたくりの宿にてテント泊。

Day-3
Section-8。トマトの国にて泊。デポ物資ピックアップ。現地食料調達。

Day-4
Section-7, 6。野々海高原にてテント泊。

Day-5
Section-6, 5。グリーンパルにてテント泊。

Day-6
Section-4, 3。桂池にてテント泊。水場要確認。

Day-7
Section-3, 2。赤池にてテント泊。

Day-8
Section-1。赤池から斑尾山。帰路へ。

しめて8泊9日。テントで5泊、宿で3泊。

この信越トレイルを持続可能なものにするには、「程よく宿に泊まる」のも大事かなと思いますね。“お金を落とす” などと言ったりもしますが、往来と交流を絶やさなければ自然と続いていくのではないでしょうか。


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