除夜の鐘、録るなら浅草寺? 寛永寺?
新年あけましておめでとうございます。
寒空の下40分、録ってきました除夜の鐘。
「どこで録ろう?」と、住処から近いところを調べたら、候補は次の3つ。
1.浅草寺・弁天堂(浅草)
2.寛永寺・鐘楼堂(根本中堂前)
3.寛永寺・時鐘堂(上野公園内)
選んだのは「3」の時鐘堂……なぜかわかりますか?
それは、「ノイズから距離を置けそうだから」です。
録音は、対象(音源)に近づくことはもちろん、ノイズから遠ざかることも同等に大切なんです。とはいえロケハンをしている時間がなかったので、google map で下調べをしました。
まず、浅草寺の弁天堂(弁天山)は、目の前に公園があり、仲見世の賑わいも近く、車道(馬車通り)も遠くない……つまり、人の話し声、自動車の走行音から逃れられないと予想。
寛永寺には、鐘楼堂と時鐘堂の2つがあるのですが、根本中堂前の鐘楼堂は車道に近い以外は静かそうな印象。ところが「冥加料3,000円で鐘を一突きできる」というイベント(?)が発生しており、人の気配はもとより、鐘の間隔にバラつきが予想され……
となると、残るは上野公園内の時鐘堂。
車道も鉄道も近いけれど、人の往来からは距離を置けそう。
現地に着いたのが11:40頃。周辺をぐるり歩き回ってみると、時鐘堂に近い場所に発電機や車のノイズあり。かといって鐘に近すぎても風情のない音になってしまうので、適度に距離をとって、ノイズからも離れることに。
そんなこんな、録れたのがコチラ。
時々低音が響きますが、なんと鉄道(の振動)が地面を揺らしていたのでした。これは想定外。加えて、「サー」と S/N 良くない感じですけれども、これは木々の葉が風に揺れている音がほとんどですね。
冒頭でカウントダウンをしているのは、上野公園に集っていた若者。コロナ禍もながいし、はしゃぎたくもなるよね……音からも世相がうかがえます。
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