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初冠雪翌日の栗駒山【大地森コース】

所用で栗原市を訪れた初日(2023年10月22日)、栗駒山で初冠雪が見られました(降雪は21日から)。その翌日、思っていたよりも好天だったので、イチかバチか(雪解け水がどの程度か)山頂を目指してみることに……山頂では、20〜30cm の積雪があったようです。

世界谷地(せかいやち)湿原 駐車場&登山口

07:50、世界谷地の登山口から入山。駐車場には一番乗りでした。紅葉の時期の週末のいわかがみ平や須川高原温泉は激混み必至ですが、こちらはまだ空いているのではないでしょうか(行程は長くなります)。

本当は7時頃に登り始めたかったのですが遅くなってしまったので、湿原観察はパスして三叉路(湯浜温泉分岐)へ一直線。

標高約700m、紅葉はまだ先か
例年よりキノコの時期が遅い?
美味しそうに見えますが、食べられるのでしょうか?

登山道上に倒木

三叉路(湯浜温泉分岐)を過ぎてしばらく行ったところで、「あれ? 道を間違えたかな?」って思ったんです……登山道がいきなり途切れっちゃったので。少しだけ来た道を引き返して GPS で確認すると登山道からは外れていない……おおきな倒木が横たわっていたんです。

写真の位置に倒木あり 大地森山頂から見てほぼ南

こういうとき、高い方(山側)から巻いた方が登山道に戻りやすい(多少は俯瞰できるので)のですが、今回は登山道がまったく見えなくなっていたので大差なく、GPS と勘を頼りに倒木を迂回。時間をだいぶロスしてしまいました。

こんな感じの控えめな紅葉も好き
標高をあげるにつれ、解けずに残っている雪が多くなります

虚空蔵(こくぞう)山、駒ケ岳神社手前の御室(おむろ)。標高は約1,400m。この辺りから登山道は雪解け水ですっかり川になり歩きにくく、また一関側から吹き上がってくる風の強さが雲の動きから見てとれました。

御室は、お花畑として有名。雪渓が遅くまで残る一帯でもあります

栗駒山山頂目前なのですが、この先はコースタイムの倍はかかりそうだったので、明るいうちに下山できるよう撤退。結局、三叉路より上では誰ともすれ違わなかったので、賢明な判断だったと思います。帰路でも例の倒木を迂回しましたが、直径50cm以上はあろう大木で、折れた断面は空洞になっていました。腐ってしまったのでしょうか。

※ 倒木については、栗原山麓ジオパーク・ビジターセンターに報告済

雪解け水はある程度覚悟していましたが、山頂目前での撤退は悔しいものがありますね。おとなしく、千年クロベをのんびり見に行けばよかったかな。


せっかくなので、駐車場からほど近い「数又養魚場 岩魚の館」へ!

これは「岩魚丼」。「岩魚重」は、ごはんと魚の量が丼より多いそうです

んまっ! 岩魚丼を、今回の山頂とする!

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