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sannoun
仕事部屋を整える <その4>
10回以上、引っ越しをしている。
その度にモノを捨て、段々と身軽になったし、思い起こせば「引っ越し」と「人生の転機」は、わりとリンクしていた。
今回の『仕事部屋を整える』も、転機なのだろう。
表向きの理由は、「映像の仕事も始めてデスクがカオスになってきたから」なのだけど、整え終わった後には、きっと思いもよらなかった転機が訪れるはず――経験上、私は “そういったタイミング” で断捨離してきたから。
長野にUターンしていた時、親戚のおばあちゃんから「ひとりで暮らすには広すぎるから、家を使ってくれないか」と言われ、一時期住んだことがある。暑い夏の盛り、汗だくになりながら一ヶ月くらい費やして家を片付けた……トラック1台分は捨てたはず。
あまりのモノの多さに驚いて、同時に「必要以上にモノがあっても幸せになれないな」と悟った。だって親戚のおばあちゃんは、“人生で最大の買い物” と言われる「家」を手放して心の平安を得たんだもの。それに、片付けに要した一ヶ月という時間があれば、長旅もできただろう。とは言っても、おばあちゃんを責めているわけじゃない。戦後のモノのない時代を生きれば、モノを溜め込むのが人間というもの。
今回の仕事部屋改装では、新しくデスクを購入するか迷ったのです。だって、モノが増えるから。それでも購入に踏み切ったのは、心を落ち着かせるため。現状は、キャンプ用の折りたたみテーブルを一石二鳥と思い事務用に使っているんだけれど、これが何だか落ち着かない。不思議だよね。なので、ベースとなる部分については、仮設みたいなことをやめよう、と。
さて、そろそろ新しいデスクが届くから、仮設デスクを解体しよう。
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