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石垣島でギネス挑戦に参加できる?移住者が増えつづける、石垣市の魅力 #ダレハナ 「誰かに話したくなる にっぽんのはなし」

TOKYO FM「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。-誰かに話したくなる にっぽんのはなし」

このコーナーでは、よんなな会発起人の脇雅昭が「ダレハナ自治体コンシェルジュ」としてレギュラー出演。地方のキーマンから、日本全国、地方自治体の魅力を伺います。

9月7日の放送は、ゲストに沖縄県・石垣市長の中山義隆さんを迎え、お届けしました。

2023年7月、市政開始から76年が経ち、初めて人口5万人を超えた石垣市。これを記念して、11月18日、2500名の参加を目指す大規模なバーベキューでギネス記録への挑戦を予定しています。このような遊び心のほか、石垣市に人が集まりつづける魅力を探りました。

移住しやすさや安心安全を、追求

沖縄県内で3番目に大きな、石垣島。透明度の高い海にはマンタやウミガメが生息し、夜には降り注ぐような星を眺めることができるという、自然豊かで温暖な島として有名です。なかでも石垣市は、日本最南端かつ最西端の拠点都市として交通便もよく、観光地として高い人気を誇ります。

そんな石垣市ですが、観光客だけでなく、出生や移住者が増えつづけているのは、なぜなのでしょうか。

石垣島は、もともと出生率が高かったのですが、大学がないので高校卒業後は島から出ていく人が多いんです。そこで、若者が戻ってきやすいように、子育てしやすい環境づくりに努めました。例えば、待機児童をゼロにするため、保育所施設をたくさんつくりました。すると、次は保育士さんが足りなくなりました。そこで、東京などの都市で働いてる保育士さんが移住しやすいように、移住費を1人当たり50万円支援する制度をつくったんです。

コロナ禍、オフィスへ出勤せずリモートワークをする人たちが増えました。どこにいても働けることを体験したビジネスパーソンたちの間では、自然豊かな場所で働きたいという需要が高まりました。そんな時流と石垣市の制度が相まって、近年、都会からの移住者がますます増加したようです。

石垣市は、子育て支援や移住支援のみならず、災害対策にも力を注いでいます。

私たちは、1771年の大津波で大きな被害を被った経験から、高い防災意識を持っています。台風も毎年来るため、そういうときでも安心して暮らせる環境を維持するために、つねに力を注いでいます。例えば、福祉避難所の建設や防災士の養成講座を行なっています。これからも安心して住んでもらえる場所としての基盤づくりに、ますます力を入れていきます。

食の充実も、石垣市の魅力

石垣市の魅力と言えば、自然豊かであるがゆえの、“食の充実”にもあるのではないでしょうか。とくに石垣牛の美味しさには定評があります。

石垣市は、もともと子牛の産地なんです。全国から農家の方がいらして購入され、そこから佐賀牛などいろんなブランド牛になっていきます。自分たちもブランド牛づくりにチャレンジしようということで、肥育を始めました。2000年の九州沖縄サミットのときに、市で育てた牛のステーキを晩餐会でふるまったことで評判になり、石垣牛としてブランド化することができました。ステーキだけじゃなく、バーベキューなどの焼き肉としても美味しく召し上がれます。

石垣市の特産品は、ふるさと納税の返礼品としても人気があります。

ふるさと納税では、石垣牛やアグー豚のハンバーグが人気です。それから、やっぱり温かいところなのでフルーツも美味しいんです。みなさん夏用にパインをよく注文されますね。年末にふるさと納税をしていただいて、7〜8月に送られるんです。

ふるさと納税を活用して、子どもたちが住みやすい、安心安全な場所を作っています。

ギネス記録への挑戦に参加できる

2023年11月18日には、人口5万人突破を記念して大規模なバーベキューを計画している、石垣市。10年前にも、新空港ができた記念として大型バーベキューを実施しています。当時は、串焼きバーベキューの串の長さ107mがギネス認定されました。今回はどのような企画なのでしょうか。

今回は5万人突破記念なので、“人数”でギネス記録を残そうということで2500人で同時にバーベキューをすることを目指しています。メキシコで2400人ほどのバーベキューがギネス認定されているので、それを超えるのが目標です。

2500人は、石垣市の人口の5%にも上る数です。たくさんの地元の人と交流できるチャンスでもあるので、移住を検討している方や、一度石垣に行ってみたいと考えていた人は、この機会にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

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