宛先の無い手紙と宛名の無い手紙机の奥に

西日がスポットライトのよう休憩室 喋るネタも人も居ないけど

田にポール一本 鷺一羽

廃屋の三和土に薄紅色の段ボールただ見てる

せめて晩飯の味つけは優しくしよう

積乱雲からどう逃げるか

転んだ後の時の流れよ

何に号泣してるんだ この写真は

むなしくならない程度にはしゃいでみる

主語を言い忘れた

誰かは愛を囁きあっているだろう 私はきゅうりのからし漬けを仕込む

誰だ 植樹升にアスパラ植えたのは