FIREして知った「修行」の世界
FIREしてFIREコミュニティに入り、それまで全く知らなかった
航空会社やホテルでのステータス、そしてそれらと密接に絡むクレカについて知る機会を得た。
ぼくはこれまでマイルなんて貯めたことはない。
めんどくさいから、アカウントすら持ってない!
そんなぼくでも、そりゃぁ
「捨てるよりは貯めておいた方がいいんじゃないか?」
と思ったことはこれまで何度もあった。
それでも、
「今からマイルを貯め始めようにも、何から始めればいいのやら」
とか
「今さら貯め始めるなんて、これまでの損を考えたら、、」
そんな風に考えることで、やらない自分を正当化してやり過ごしていた。
結局はめんどくさがりな自分に負けた。
それなりに仕事に追われる中で「今は忙しいから」で後回しにしていた。
クレジットカードだって、最初に作ったEPOSカードがずっとメインカードとして君臨していた笑
ホテルのステータスに関しては存在すら知らない。
一度ヒルトンに泊まった時に、Wi-Fiに接続するためにめちゃめちゃ渋々アカウントを作ったくらいだ。
これまでと同様に、知らないままでいてもよかった。
けれど、FIREしてマンガ読んでばかりのぼくには、もはや「時間が無い」という言い訳が無くなってしまった。
だからFIREしている、あるいはFIREしたいと思っている、自分と同じような価値観の人が集まるコミュニティでそれだけ話題になっているならば、これを機会にしっかり知ろうと思った。
いやぁ
にわか素人のぼくがここで1つ1つ書くようなことはしないけど、
もうどっぷりとハマった。
今までドブに捨ててきたマイルや、得られたはずのクレジットカード特典のことを考えてフラッシュバックが起きるくらいに!
20代や30代だった過去にメールを送れるなら
「マイル、クレカ、ホテル絶対やれ!」とでも伝えてあげたい。
しかし過去には戻れないので、定年退職後じゃなくて早期リストラされた今知れて本当に良かったなぁ。
その中で知った概念が「修行」。
フライトによって溜まるポイントでのステータスを目的とした「フライト修行」、
滞在や泊数によるステータス獲得を目的とした「ホテル修行」、
クレジットカードの利用額による特典獲得を目的とした「決済修行」、
修行にもいろいろある。
1日に羽田⇄那覇を2往復したり、
東南アジアの高級ホテルで20日間宿泊予約をしてチェックインだけして帰ったり、修行民の行動は、感覚的に全く理解できなかった。
でも、必死になって達成しようとする人がいるっていうことは、その人にとってはそれだけの恩恵があることなのだろう。
その背景にある「ルール」に基づく合理的判断だと知ると、そのイメージとのギャップがとても面白く感じた。
それはぼくの去年までの主な仕事だった、
補助金や助成金といった国や自治体が用意している制度の活用支援とも、
「ルールを知っていて活用できる人だけが恩恵を受けられる」
と言う点でとても共通する面白さだ。
FIREして最初の1ヶ月、ぼくは多くの時間を自宅ベッドの上でマンガを読んで過ごしていた。
時間はある。
お金も唸るほどじゃないけど、退職金も入るし人よりはある方だ。
このままベッドで過ごしていても、お金は掛からないけど経験もできない。
「どうせマンガを読むんなら、ベッドじゃなくてフライト中に読もう」
こうしてぼくは遅まきながらフライト修行をすることを決めた。
いわゆるSFC修行ってやつだ。
何だか楽しくなってきた。
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