2024.2.9 タイトル

追われる恋をしろとか、隙を見せるなとか、都合いい女になるなとか、

自分に自信がないからそんなことできない

汚い言葉で申し訳ないけど、セフレにすらなれない女?

嫌悪感が無かったから最後まで許してしまった
そして何より彼の匂いが、好きだった 出会ったばかりなのに抱きしめながら自然と小学生の頃の初恋の人のことを思い出していた
私の乏しい語彙ではうまく形容できないけれど、ずっと前から知り合っていたような錯覚さえ起こす落ち着く匂い 遺伝子が遠いほどいい匂いに感じると聞くけれど本当なのかな 私は母の匂いが大好きだからこの通説は間違ってる気がするけど
少し前の苦い経験、嫌悪感しかなかった苦しい記憶、その後悔をを上書きするように求めてしまった 結局それは、後悔の上に後悔を重ねただけだったのかもしれない

あの日の彼の全ての行動に愛があったように見えたけれど、きっとそれは私が自分で自分の脳に暗示をかけていただけ 彼から見たら私は沢山の女の子のうちの1人に過ぎないんだろう 武勇伝の一つに名を連ねるだけ 頭の隅ではちゃんとわかっていた 最初から お酒の力と相手のハリボテの優しさに溺れて、焦りと高鳴る鼓動に全てを預け 都合の悪い真実に目を瞑って愚かな方向に進んでいく自分を ベッドの上でどこか俯瞰して見ていた

伝えられなかったけど、私は君が初めてだった そして最後まで伝えられなかったことが、 この物語のすべて

ここまで読んだ人がいるかわからないけど、そんなのやめなよって わざわざノートにかっこつけた文章で残さないでよ、みっともないよって、いってください これが私の苦い思い出 若しくは あの頃は未熟だったと笑えるようになるまで

朝起きたら君の匂いがしてびっくりしていたら、君がくれた髪ゴムが知らないうちに手首についてた 髪長いの嫌いじゃないよって、何度も言ったのに否定されて笑った話

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