見出し画像

AdobeFrescoのブラシ「スケッチ」→「ペン」で意外な跡(しかも好きな感じの)が出た話

最近、初めて絵のリクエストをいただき、とても嬉しかったのですが、そのことをnoteに書こうとしたらとても長くなりそうだったので、一部を独立させることにしました。

本編は、後日公開予定です。


というわけで、始まり始まりです。


実は、大ピンチが発生していました。

なんとっ!ブラシたちが大かくれんぼ大会を開催中だったのです。

ブラシたちのかくれんぼについては、半ば諦め、慣れっこになっていたのですが、最近ピクセルブラシであまり描いていないのは、ブラシを自由に選べないからでもあったということを思い出しました。

せっかく素敵な跡の出るブラシを見つけても、次に描けないと悲しいです。ならば、いつでも使えるのを・・・と思ってしまいます。

ベクターブラシは、今までかくれんぼをしたことがありません。しかも、軽いです。というわけで、シルクスクリーン印刷されるかもしれないTシャツづくりに活用していました。


しかし、ベクターブラシ多めの日々に違和感を感じ始めていました。しかも、ベクターブラシも8px以下にならないように気をつけながら、1色で描いていました。もっと色々、自由に描いてみたいと思っていました。

絵の先生がいたら「弘法筆を選ばず」というのが引き合いに出され、お説教が始まりそうなくだりではありますが、私はうまい絵を描きたいわけではなく、どちらかというと、ブラシの跡が生まれるのを眺めていたいのです。なので、それはちょっと違うのです。できるだけたくさんのブラシに触れ、跡を眺め、再び描きたいと思った時はすぐに取り出して描きたいです。大好きな跡を。


というわけで、かくれんぼ大会開催で意気消沈していたのですが、最近使っていないごくごく当たり前のブラシにも何かしら魅力があるはず。それを今回は発見しよう。お絵描きの神様がブラシを選んでくださったに違いない・・・と都合よく解釈し、姿を見せてくれているブラシたちで制作することにしたのでした。

今回協力してもらえそうなのは
「スケッチ」の鉛筆、ペン
「マーカー」のブラシ、チゼル
「copier」のBasic、Bigger Grain、Bigger Grain Dark、Dark
「gouache」のBlair 30、Blair 70、Blair Bristle Dry
でした。あとは全滅です。

ピクセルブラシの他にライブブラシとベクターブラシもあり、これらはグレーアウトしていませんでした。
ライブブラシは、描画のデータの種類としてはピクセルブラシと同じです。動作がおかしくなったりすることもあり、あまり使っていませんでしたが、今回は何か使ってみようかしらと思いました。

すべてはうまくいっている・・・。


そして、大発見がありました。ペンです。

こちらは後日投稿したのですが、この発見を、リクエストの絵にも反映させました。描いている時は夢中だったので、設定を記録できませんでしたが、改めて自分で思い出してみました。

このサンプルは、流量を10刻みで減らしていき、最後は1にしようかと思いましたが、薄すぎるので5にしました。最初を100としたら、1つ足りないので、90から始めたのか、どこかでひとつ飛ばしたのか、思い出せませんが、とにかく、だんだん跡が変わっていくのが面白いです。

これ、「ペン」で描いたと言われたら信じられないかもしれません。ペンは、初期値は7pxです。極細の印象を持たれているかもしれません。多少サイズ調整して太くする場合でも、そんなに太くしないかもしれません。そして、MAXは80pxです。太くしようにも、そこまでしかできません。

そう思っていました。

あらためて、いろんな太さでかいてみました。

マイドキュメント (66)


今回、ブラシ設定の「筆圧変化」で「サイズ」を「-100%」にしたら、初期設定の80pxよりも太い跡を得られることがわかりました。マイナスなので、そっと描けばその分大きくなります。面白いです。

○○pxの例は、筆圧変化がサイズ25%、流量20%なのでそこまで太くなっていません。

あとは、描いてから拡大もできますが、ガタガタになりそうなので使わないでおきます。

それから、実は描画モードを変えることにより、ブラシを増やすことができます。私は特にディゾルブと乗算が好きです。輝度や消去も。

ペンの奥深さを知り、ペンが大好きになりました。よくよく見ると、初期設定でも縁などがふわっとしています。この感じも好きです。

ありがとうございます。それでは、また。


※その後、さらに番外編を先に投稿しました。