12 The Hanged Man
心と体の調和に関する新しい展望を思いつく。
心と体はつながっていて、その調子は自分が見る世界の在り方にもつながる。
ふと、将来の光景が見えるときも。
後日、その場面は以前見た場面と同じと気づくこともあるだろう。
お休みを取ったり、大事な決定を先延ばしにしても、今は気にすることはない。時間が解決し、あるいはお休み中に良い考えが浮かぶだろう。
物欲にまみれ、欲望だけが増大するとき、良いことは起こらない。むしろ、自分ではなく他者に目を向けた時、自分が素晴らしい存在になっていることに気付くだろう。
この時あなたは、物欲に打ち勝つ心を手に入れたと気づくのである。
しかし、程度が過ぎると傲慢になったり、狭い見識でのみ自分を見続けることになるかも。
役に立たない行動をしていると、欲望、いや望みの形は遠くなる。
そして挙句は、誤った未来を真実として思い込むのだ。
まずはうわべの望みを捨て、優先順位を変更すると良い。
多くの利がないと動かない態度を改め、自分本位の考えを再考してみても良いと思われる。
プライドが邪魔をするかもしれないが、すぐに別の価値観が見つかる。そして、そうして新たに身についたプライドは悪いものではないだろう。
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