自転車に乗れ(1)
よくきたな。おれはSUMIYUだ。
なんかさいきんnoteとかでこれみよがしに逆噴射文体で書いて悦に入っているやからが多いのでおれもやる。というか、おれはそもそも、こないだ合同で作った同人誌の前書きで逆噴射文体をかんぺきに再現してノーベル文学賞にノミネートだかノネナールだかされる夢を見たくらいだから、相当だ。(本の宣伝もしておく。→ コミックZIN=サンに委託してるから手に入れてほしい)そこらの腰抜けとは違う。余裕の音だ。馬力が違いますよ。ということだ。
さて、今日これを読んでいる善良な市民たるお前たちにお伝えしておきたいのは、自転車に乗れ、ということだ。その辺りの話を、する。
ちなみに今おれはキムチで焼酎をやっており、とても執筆の調子が良い。期待してほしい。焼酎は黒霧島というやつで、なんか居酒屋でゴロゴロ転がってるやつだ。安かったので買った。不思議と居酒屋で他人と飲む焼酎はあんなにうまいのに、家で一人でやるとそこまででもない。日本酒は一人でもうまい。なんかこのへんは研究の余地があるはずだ。
キムチ、というのがまた良い。お前は腰抜けだから買ったキムチをすぐ家族分の皿に取り分けて「おいしいね、おいしいね」とやる。これはもうアレだ、ダメ。相当ダメ。キムチは賞味期限が切れてからがキムチなので、寒い時期ならしばらく常温とかで置いておくとかなんか工夫して発酵をすすませろ。発酵がすすむとエグみが取れて(第二形態)、なんかフルーティーな感じ(第三形態)になり、うまい。そうなったらすぐにモリモリ食べろ。お前たちのことだから「今日はキムチの気分じゃないし~」とかすぐ理由を付けて放置する。そうすると汗のにおいがしだす(第四形態)。これは、不味い。もしくは、お前の消化器が灼熱のメキシコ仕込みでない場合は腹をこわす。さらにすすむとドブのにおいがする(最終再臨)。これはもう手の付けようがない。漫画家になるとか言いながら応募とかしないし全然行動しない若者に頭から浴びせて目を覚まさせるとか、お前を虐げるブラック経営者の自家用車に塗りたくるとか、もうそういった用途しか残されていない。以上のようなことを知っておくだけでキムチライフが、一段楽しい。
キムチというと朝鮮半島の意気込みをお前は感じるかもしれないが、じつは唐辛子を持ち込んだのは日本人なので、素敵な共作なのだ。だからキムチは日本と朝鮮のナカヨシのカケハシ的ななんかアレになるかもしれない。受話器みたいな髪型の王様がミサイルを撃ってきてもなんかキムチでこう… あんまりせいじてきな話をするとマネジャーに怒られてグレイ宇宙人めいてお家にハウスされてしまうので、この辺にしておく。
長くなったので自転車の話は次回。
(つづく)
金くれ