まとめ 自然排出の流産で気づいたこと
1.常に持ち歩くもの
2.マインドセット
3.時間軸を大まかにとらえる
4.パートナーとの対話
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全身麻酔の手術ではなく、自然排出の流産はいつ起こるかわからず、スケジュールが立てにくいものです。流産がわかってから数日で排出がはじまる人もいれば、2か月かかる人もいるそうです。排出のタイミングは年齢によるものではなく、個人差だとベテラン先生に教えていただきました。
さて、私は薬に頼らず排出できる方法を選びました。手探りの中、実際に体験してみて感じたことを共有します。
1.常に持ち歩くもの
・予備のパンツ
・ナプキン
・予備の着替え(レギンスが便利):出血で汚れてしまった時のため
・使い捨ての手袋:塊が排出された場合にトイレに流さず、病院へもっていく必要があるため。掴むための手袋。
・キッチンペーパー数枚、ジップロック小:塊をキッチンペーパーで包んで、ジップロックへ入れるため
・ビニール袋数枚
2.マインドセット
流産がわかったとたん、産婦人科の待合室の光景が変わります。勝手に仲間だと思っていた待合室にいるお腹の大きい妊婦さんが別世界の人に見えます。
元気な赤ちゃんの出産を待つ幸せな妊婦さんも多いですが、実は出産したくても出来ない事情を抱えた女性がたくさんいることに気づきます。
高齢妊娠であれば、5人に1人が初期流産をする事実を思えば、自分の身の上に起きていることも珍しくありません。少し俯瞰して物事を捉えれば、冷静に事実を捉えられます。
「神様は越えられない試練は与えない」
「起きてしまったことは仕方がない。前に進もう!」
ポジティブマインドセットに救われることがたくさんあります。
3.時間軸を大まかにとらえる
私の場合、流産がわかってから体調が落ち着くまで約65日かかりました。個人差はありますが、自然排出を選んだ以上、体調に合わせて直前に予定を変更せざるを得ない一定期間があることを肝に銘じなくてはなりません。
胎児の心配停止を確認した日をDAY 1 とすると下記のような流れでした。
DAY 1 - 20 軽いつわり症状続く。排出物なし。
DAY 20 - 30 きわめて元気。排出物なし。
DAY 30 - 42 微量のおりもの(浅黒い紫色)が日々排出される。腹痛はない。
DAY 42-44 軽い生理の時の赤い出血がみられる
DAY 45 激しい腹痛。自然排出。
DAY 45 - 47 入院。 非日常的な出血。腹痛を伴う。
DAY 48 - 52 多い日の生理のような出血。思い出したように腹痛。
DAY 52 - 65 少ない日の生理のような出血。腹痛ほとんどなし。
4.パートナーとの対話
「流産は出産の一つの形である」ことを自分もパートナーも理解しておく必要があります。私の場合、自然排出を待っている間に元気な時期があったことから、自分の体力や元気を過信して、流産が如何に大変かという認識に欠けていました。よって、パートナーも元気そうな私の様子を見て、「大丈夫だろう」と安心しているようでした。
これは、大間違い!出産は命がけ。そして流産もしかり。自分の理解力を深め、パートナーと事前に対話しておくことが本当に大切
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今回の体験を通して、いのちの尊さを改めて実感し、目の当たりにする生きとし生けるものが奇跡の結晶であると愛おしく感じさえします。