小学生の家づくりno.5 2020年9月中旬②
お昼休憩も終わり、午後の作業が始まりました。(午前中の作業については「小学生の家づくりno.4」をご覧ください)
柱の上に小屋梁をのせていきます。
脚立に乗って大きな木槌で打っていくので、バランス感覚としっかりとした体幹が必要な作業だと思いました。
小屋梁も全部のせると、空間が生まれましたね。
木槌を振っている長男の腰には、トンボが止まっていました。秋ですね。
ここから、また慎重な作業が。この赤い道具を柱に打って固定します。
糸をビヨーンと土台まで伸ばして、吊り下げます。
そして、糸が出てきているところと柱の距離を測ります。
そして土台の上に吊られている円錐状の先と柱の距離が、上と全く同じになると垂直である証拠。
残念なら垂直ではなかったようなので、柱を必要な方向へと傾けて微調整。
垂直になったら、柱と柱を筋交いを打って、固定します。
そして、小屋束の登場です。
小屋梁の上に打ちます。後ほど小屋束の上には、屋根を支える母屋(もや)をのせます。
そして、火打梁(ひうちはり)の登場です。
火打梁によって小さな三角形を作ります。三角形は力学的に安定しているので、火打針は地震などの災害時に床が変形することを抑えて、柱や壁などに力を分散させるためにあるそうです。
そして、いよいよとっても重たい母屋と棟木を上に上げる作業に取り掛かる時に、応援の男性二人と私だけでは重すぎて無理…。と、思っていたところに、近所のおじさんが犬の散歩で現場に寄ってくれました。なんといいタイミング! おじさんにも重い材木をかつぎ上げる手伝いをしてもらいました!
おかげさまで、母屋を2本乗せることができました。
嬉しすぎて、けんすいを始めてしまった長男。子どもは無駄な動きが多すぎ…。
木槌でちゃんと母屋を固定します。
写真に取りそこねましたが、この後、母屋と母屋の間に材木(二重梁???)をうちます。その上に棟木を支える材木(棟束???)を打ち込みました。
そして最後に、家の骨組みで最も高いところに位置する棟木をのせます。お散歩おじさんはもう行ってしまったので、私も棟木を持ち上げました。重すぎるので私は全然戦力にならず。
棟木もしっかりと固定します。
棟木がのったので、今度は屋根材を支えるための垂木(たるき)をのせてきます。
黙々と垂木を担ぎ上げていく次男。
夕方の5時近くになり、とりあえず、これにて作業は終了。
残りの垂木を固定していく作業は宿題となりました。ほぼ家の形になりました!
土台にはずいぶん時間を取られました。水平や垂直を測ることをとても丁寧することが求められたので、家を建てる上で土台がどれほど重要なのかを経験で学べたと思います。何事においても土台・基礎が肝心っていうことも、きっとそのうち実感していくのでしょう。
また、実際に現場で木材を組み合わせていくと、微調整、微調整、微調整の繰り返し。思い描いたようにうまく事が運ばれないというのも、ありがたい経験です。
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