違和感?

テレビ等で聞く“食べやすい”とか“飲みやすい”という表現に違和感を覚えることが多いです。本人は褒め言葉のつもりで使っているのでしょうけれど、いやいや、それ、褒め言葉になってないんじゃない?と思ってしまうことがしばしば。

「栄養価そのままに苦みを抑えた、小さい子供も食べやすい○○」や、「子供にもお年寄りにも飲みやすくした錠剤」といった表現は良いと思います。私が気になるのは、例えばお酒に対する評価。

安っぽい食レポなどで「このワイン、飲みやす~い」みたいな表現が気になるんですよね。赤のフルボディだと、渋みとか酸味とか、確かに“素人”を寄せ付けない味わいがあるのでしょう。でも、それが好きな人も世の中に沢山いる訳で(ちなみに私はワインに関してド素人)。

ビールも然り。ヱビスが好きな人もいれば、バドワイザーが好きな人もいる。勿論、ギネスも。

つまり何が言いたいかというと、色んな味わいがある嗜好品に対して、“食べやすい/飲みやすい”のひと言で片付けるのは乱暴すぎないかい?ということ。もっとも、若い女性タレントが、彦摩呂さんのようなコメントをうんちく混じりで発しても、何となく好感度が高くない気もしますが・・・

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