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80歳の理事チョーって? NO30

ここへきてしばらくのことです。

身元保証人にもなってくれたおじいちゃんからの要請で、米の積み込みのお手伝いをしたときの話です。

そのおじいちゃんから、この村の最近のうわさばなしを聞きました。

「先生とこの学校には、夜な夜な、若い男と女が出入りして、何をしてるんかわからんけど、怖い怖い」というものでした。あーあ!またこんなこと言ってる人がいるんやな、田舎やな!という感じでした。

たしかに、ここの学校に入ってからというもの、今までの教え子や保護者の方々(若いです)が、確かに夜な夜なです。この地域のご老人は9時には寝てしまうから、すごい遅く感じられたんだと思います。みんな自分たちの仕事を終えて、余呉まで移動し、「ここから」で夕ご飯を食べてそれから、各々できること(電気工事や水道工事、パソコンの設定やホームページの作成、パンフレットの印刷やレイアウト、片付けや掃除等々)をしてくれていたのです。そして帰るのはいつも2時3時です。みんなボランティヤです。このことが田舎の人にはそのように映ったんだと思います。

極めつけは、「わー理事長は若いなあ~」「わし(このおじいちゃんは77歳)より3つも上とは思えんな~」というのです?

77歳よりも3つ上って80歳じゃん!私まだ40代だぞ!・・・・

理事長の年は80歳やから、若作りやな~ていうてたわ!

ぎゃび~ン・・・・・そうなのか?そういう風に伝わっているのね。

悲しいやら、なさけないやら、おかしいやら、田舎ってこういうところなのね!うんうん!私一人が移住してきていたら、もう持たない!すぐにここを出て行ってたかもしれません。みんながいるから持ちこたえてきたのです。

いいよ…80歳にしとこ!

だから、それ以後、年齢をこの村の人に聞かれたことがないので、永遠の80歳です。



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