見出し画像

雨が多くて!  NO19

この年、本当に雨が多くて。

来る日も来る日も雨・雨・雨…とっても心配…何が心配って?
この借りたお家、実は一階のひさしが昨年の大雪で折れて、かろうじて引っ付いているという代物…こんなに雨続きでは腐って落ちてしまうのでは?…落ちたら私たちの車は下敷き!…へへっ!!そんなことはないやろ!と口にしながら、毎晩眠るときは車下敷きの図をちょっと思い描きながら…爆睡でした。

しかし、とうとう恐れる事態が・・・・・

ある日の早朝、外はしとしと雨の音、まだ真っ暗です…ドッシーン、ズドドーン!!!地響きです!!きた!!!おおっ、きたきた!落ちたか…あ~あ…どうせ落ちたんなら確認するのは、朝でもいいか!あーあ!いやだな。下敷きの場合まず屋根をどけて、ぺちゃんこの車を引きだして修理か?みんな起きてこないし!もいいか!もうちょっと寝よう!(このときこの家には3人いて、後にわかったことですが、みんな同じ気持ちだったようでした)

朝が来ました覚悟を決めて、表を見に行くと大丈夫!あれ?????3人とも顔を見合わせて「落ちたよね?落ちた!うん、絶対に落ちてる!どこ?」裏へ回ってみると、裏の道が屋根の残骸で通れなくなっていました!

実は、隣の空きや1年前まで、おばあさんが住んでいらして、今は病院に入院していて…そこの屋根が落ちたのでした!

この家に入るとき、あーこの家には誰も住んでいない。この家は貸してもらえんのか。と思ってすごく頑丈そうにに見えていたのに…

人が生活している家には力があるが、人がいなくなった直後から急速に朽ちていく!という話を聞いたことがありましたが、まさにそのとおりでした!しかし、この家ももしかしたら・・・危ない危ない!怖い怖い!3人が同時に同じことを考えながら、口に出すと、起こりそうな気がして、そのことには触れず、早速、お隣の家のもち主に電話するやら、片付けるやら、自分の家のひさしをじっくり見に行くやらでした!

ご近所さんには、あれ!この家のひさしがおったんやと思うてたのにとなりかいな。まっさきにこのいえやろうが!といわれました。

ギャグマンガのようなことも起こってしまう丹生生活です!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?