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つれあいが逝きました   NO2

夢をどこか自分の心の片隅に追いやって、カウンセラーをやっていたある日。
「明日は君の誕生日だね。ケーキ買ってこようか?」「どっちでもいいよ…」「昨日なすびを炊いておいたから冷蔵庫に入れておくよ」「うん…」近頃すれ違いの毎日で顔をお互いみることもなく、これが私たち夫婦の最後の言葉となりました。

朝、こんなやり取りをしていた私のもとに子どもから夕方電話が…「かあさん、ちょっと今救急車が来てるから、すぐ帰ってきて!」…心臓の悪いおばあさんの発作か?と思って帰ってみたら、もう冷たくなったつれあいでした。


私の誕生日の前の日に逝くなんて…でっかいプレゼントだよ…まったく!こんなプレゼントあり?


後から聞くと、このときに息子は私に全部告げれば動揺して交通事故でもおこしてしまうのではと思い詳しくは話さなかったそうで、ちょっと息子が大人になったのかなと思った瞬間でした。

あまりのあっけなさに唖然としてしまい、悲しいのか悲しくないのかもわからないままにいろいろな儀式をこなしていました。

健康オタクで人一倍体を大切にしていた人でした。わからんものです!
周りを見回せば、二人の子どもも大人になり自立してしまい…私はもう母としても妻・嫁としてもすることがなくなってしまっていて…どうしよう????って感じでした。

むむっ…ややっ…??そうそう、どっかに閉じ込めてあった夢のまた夢に挑戦してみてもいいかな?
そんなこんなで、夢のまた夢挑戦計画がスタートしたのです!

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