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絶対に忘れんで!  NO29

思い出したこと!

校舎に入ることが決まり、関係機関が集まり話し合った時のことです。消防の人・教育委員会の人・町長さんや議員さん・役所の人が集まって話し合いが進んでいきました。

その席で、私は一生忘れません。

役所の人に「先生は法律も知らない、経営も知らない、コネクションもない、お金もないそんな素人が、どうしたらこんな無謀なことができるんかな?ようもようもそんなんで、こんなところ借りてするっていわはったなあ?あきれてものがいえんわ!どうせ、やる!やる!っていうて、1年ももたんわ!」と・・・

それが、経験を経た、指導者がおっしゃっていたんなら仕方がないものですが、私よりもずっと若い、責任も持ってない経験もないような人が大きな声で言ったのです。その時場がシーンと静まり返ったのを今でも思い出します。

内心、他の方々もそう思っておられたのかもしれません、でも、その言葉はこれから何とか知恵を絞って、とにかくやりたいことにむかっている人の夢に氷水を浴びせかけたのです。

私はカウンセラーです。一言一言をとても大事にしているつもりです。もし、言わなければならないことがあったら、言葉をすごく選びますし、その人が理解できる言葉に直して丁寧に話します。その言葉がどれだけの破壊力を持っているのかを考えて、ちゃんと真意が伝わる工夫をします。そうやって生きて、仕事をしてきました。言葉は、人の心を優しく包み込むこともできますが、一瞬にして心をうち砕いてしまう恐ろしい力も持ちます。

ある意味、この言葉が、これからの原動力になっていきました。ずっと忘れません!もしかしたら感謝をしなければならないのかもしれませんが。

ほんとにそうだよね!法律?経営?コネ?お金?はい!はい!ぜーんぶ持ち合わせておりません。あるのは、やりたい!!という気持ちだけだって!ごめんね!でも、少しでいいんだ不登校の子どもが、元気になって、自分を取り戻して、その子らしくキラキラ輝く瞬間を見たいんだって!それだけなんだって!そのために後の人生はかけるって決めたんだ!だから誰に何を言われようとやるもん!

会議が終わってから、泣けてなけて・・・・

泣かずに強く頑張ることはかっこいいですが、そんなこと、私にはできません。かっこ悪くても泣いて落ち込んで、這いずり回って、でも少しづつ萎える心を必死でたてなおしていくしかないんだ。どんなことしてもやり抜いてみせる。

こんなこと・・・16年たった今でも鮮明におぼえております!

16年も


  




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