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わたしが「笑う」ことの意味

私にはわからなかった…

「みんなが笑ってくれるなら、それだけで十分」と言っていた人がいた。

喜怒哀楽 あるじゃん。なんで怒らないの?なんで自分ばかりそんなに我慢するの??……………今の私なら、すごくわかる。



私がカラダを壊して、 トッチの笑顔がなくなった。

しばらく我慢していた腰痛で、ある朝突然マジで動けなくなった。

それまで、意地で「やらない」「できない」は絶対に言わなかったわたしが、「トッチ、もう無理、動けない」・・・

わたしはカラダが痛い、全く動けない、どうしたらいい…

農繁期まっさかり。わたしが仕事できなくなったなんて、すぐに村のネタになる。「ほらみろ、無理に決まってたんだ」と言われるのがオチ。

心配を装って、様子を見に来てネタにする。  ハア・・・・・・・

全てがこれからだったのに…

どうしよう・・・どうしよう・・・

お互い口には出さなかったけど、とにもかくにも、不安だけ。

トッチの一人農業、モチベーションも下がる。出荷量が激変して、断られた。ひたすら管理に回るしかなくなって・・・

トッチなりに、わたしに心配かけないようにしてたんだと思う。

でも日に日に疲れて、不安で暗い表情になっていくトッチに「おかえりなさい」言うのが きつかった。


どちらも移住者だったから、アパートと畑の往復しかしてなかった私たちはホントに頼れる人がいなかった。

何よりも心が苦しかった。トッチの不安を考えたら、すごく謝った。

「ごめんね、できなくて ごめんなさい」

トッチの相手がわたしでごめんなさい・・・

トッチの前で泣けなくて、一人の時に思いっきり泣いた。

悔しかった。トッチと生きると決めて、やっとやっと「入籍」した矢先だった。


きっとそこから。


わたしはトッチの為に笑わなきゃ・・・

わたしが笑顔でいれば、きっとトッチは安心する。



自分がないの?----------違うの、トッチの笑顔が私の安定剤。

自分を愛せない人は、人を愛せない -----?---- 愛してもらえて自分の存在がわかる。そして自分を愛せる。順番なんてどっちでもいい。

だけど、私が笑って頑張って、それがトッチ自身を無理させちゃってるのかなーーーと思う時もあるんだ。

トッチは私の前で 「痛い」「疲れた」を言わない。

私がもっともっと、痛いし疲れていることがわかってるから。

~これがわたしとトッチの心とカラダの闘病生活の始まり~

今現在も多くの薬を飲み、ドクターストップもきけず突っ走っている。

もし、もしも、わたしが箱の中に入った時、トッチは「無理させてごめんな、苦労かけてごめんな」と眠るわたしに言うのかな……そんなのダメだからね!

守ってね。わたしとトッチが築いているもの。


わたしたちは大きな大きなものを乗り越えた。もっと行こう!!

もう二人きりじゃないんだ。仲間もいるの。わたしたちは大丈夫。


わたしは笑う。今日も笑うよ(*^▽^*)   そしてトッチも笑顔!

しっかり遺していくからね。

#笑顔 #笑う#絆#仲間#わたしが遺せるもの