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連続短編小説 「阿知波」

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連続短編小説「阿知波」

第一回 「序章」 私の名は阿知波。推定年齢49歳の独身だ。 あくまでこれも仮名。私の素の姿…

オウルン
3年前
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連続短編小説「阿知波」

第二回 「食卓」  私の家庭では、朝は必ずヨーグルトを食べる。毎日だ。おそらく一日も欠か…

オウルン
3年前
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連続短編小説「阿知波」

第三回 「スキー」  私は昨日眠りにつくまでの床の間で、ふと小学校でのスキー旅行を思い出…

オウルン
3年前
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連続短編小説「阿知波」

第四回 「イルカ」 私はイルカと会話ができる。 感覚的にではなく、声を使ってだ。 いま、…

オウルン
3年前
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連続短編小説「阿知波」

第五回 「アイドル」 言うまでもないことだが、私はドルオタだ。 おそらく、これは幼いころ…

オウルン
3年前
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連続短編小説「阿知波」

第六回 「宇宙世紀」 航海日誌:0655  我々の乗る戦艦アストロペル号は、7年間の航海に出…

オウルン
3年前
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連続短編小説「阿知波」

第七回 「なつやすみ」 へいせい3ねん 7がつ 14にち  かようび はれ きょお ぼくはそとにでかけました。 そとはとてもあつくて、あせがいっぱいでました。 ぼくはおかぁさんといっしょにえいがかんへいきました。 えいがかんでは「こおりのびしょ~」っていうえいがをみました。 おんなのひとのおまたがたくさんみれてよかったです!。 えいがをみてるとき、ぼくのおまたもむずむずしました。 おかぁさんは「まさちゃんにはまだはやかったね」といってました。 おかぁさんはか

連続短編小説「阿知波」

第八回 「病室」 目覚めた時、私は病室の中にいた。 視界には真っ白な天井が一面に広がって…

オウルン
3年前
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連続短編小説「阿知波」

第九回 「電車」  私がどこかへ移動する際には、大抵電車を使う。ほとんどの場合、バスやタ…

オウルン
3年前
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連続短編小説「阿知波」

最終回 「懺悔」 この文章は、私の今までの活動の総括としての文とする。 私の活動は、ずば…

オウルン
3年前
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