見出し画像

九十九里イワシ/Locally caught sardine in Kujukuri coast@千葉県山武郡九十九里町-いさりび食堂

2020/11月訪問

千葉県の九十九里海岸と言えば、32年前の夏の夜、無理矢理車を運転させられて、兄とその彼女を乗せて行ったのが最初でした。それ以降夏になると私は一人で日焼けする目的で(焼けた男子はモテると当時信じていたw)毎年片貝海岸へ行きました。

いつも利用する海の家は屋形屋(だったと思う)、海の家のおばあちゃんが「この前キムタクがサーフィンしに来たよ。アジ定(鯵の開き定食)キレイに食ってったわよ」と言って壁に貼ってあるキムタクとおばあちゃんの娘さんのツーショット写真を見せてもらった海の家、あの夏の80年代が懐かしい。私が若かりし頃、夏の海と言えば正に千葉県九十九里浜でした(^o^)

画像1

さて、九十九里浜は北は旭市刑部(ぎょうぶ)岬から南はいすみ市太東岬の間66kmの海岸をいいます。

古名は玉浦(玉の浦)。平安時代、源頼朝の命で6町(当時の1町は約109m)を1里として、1里ごとに矢を立てたところ、99本に達したという伝承から「九十九里浜」になったといわれており、「日本の白砂青松100選」、「日本の渚百選」に選定されています。なお、その海岸線の長さと美しさ、サーフィンのメッカ(東京オリンピックサーフィン会場にも選ばれました)である事からオーストラリアのゴールドコーストに比肩する可能性があると密かに注目されています(^_^)

画像2

(↑イワシ刺身を食べた「いさりび食堂」さん)

そんな千葉県九十九里浜で最も知名度が高い魚介類と言えばイワシでしょう。江戸時代中期(18世紀初め)には この地域の漁民は数万人にも達し、国内で最高の漁獲高をほこり、全国の漁獲高の三分の一をしめるようになりました。

なお当時の漁獲高を引き上げる原動力となった地曳き網は紀州からもたらされ、今でも観光地曳き網として体験する事が可能です。

余談ですが、私は過去に千葉県内房岩井海岸と神奈川県三浦海岸で地曳き網をやった事があります(^o^)

今回そんな伝統的歴史を誇る九十九里浜のイワシを食べに行きました(^o^)

画像3

店に入るとこんなマットがありました。これだけで見ると、「なんや?この変な帽子かぶった座敷犬は?」と思う方もいると思いますので簡単に説明させて頂きますm(_ _)m

これは九十九里町イメージキャラクターで「くくりん」と命名された設定上では猫さんです。本名は「ウェーブキャット・くじゅうくりん・クリスティーにゃ」誕生日は9月9日のイワシが好きな甘えん坊との事。しかしこんな事を私が書くと「ゼッテー嘘やろ!」と更に思う方もいると思いますのでどうぞこちらを見て下さい(#^.^#)↓

さて二階に上がりますと、店内(船内?)はこんな感じです↓

画像4

画像5

↑笑点の大喜利ができるくらいの座布団です。え?「足らんわ!」ですって?(#^.^#)

画像6

座敷しかありません。窓の外から九十九里海岸が見えます。

画像7

さあ、お待ちかね九十九里浜のイワシ(おそらくマイワシ)が来ました(^o^)

画像8

結構脂が乗っていて少し驚きました。この時は11月、同じ年の6月に訪問した千葉県銚子市の入梅イワシの画像と比べて見て下さい↓

銚子の入梅イワシと比べると若干鮮度は劣るように見えますが、先ずはワサビで食ってみましょう(^o^)

画像9

いや普通に旨いですね(^o^)。ただ食感はほんの少し緩い気がしました。

画像10

↑この画像で分かるとおり刻みネギとオロシ生姜が添えてありますが、これで食う方が風味が良くなり更に美味しく頂けました(^o^)

イワシは漁獲された時の海洋状況、場所、季節により、一般的に言う旨いとされる「旬」が異なる事もあるそうです。また次回今度はあえて冬に来てみたいと思いました(^_^)

↑さて、この日はここ九十九里浜のもう一つの名物「チョウセンハマグリ」も食べました。詳しくはこちらを是非ご覧下さい。ちなみに「朝鮮のハマグリ」ではありません(^o^)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?