パンプ少年2
少年「Symbolがくるぞー!Catapultのリリースだー!」
人々は少年のツイートを根拠に群がるように取引所へ押し寄せました。
「Symbolのマイグレーション!」
「安いXEMを仕込んで将来性のあるXYMに交換だ!」
「このSymbolには将来性がある(キリッ」
沢山の人々がXEMを求めました。
しかし、いざ次回マイルストーンを迎えると、
NEM「今後のSymbolのリリーススケジュールです。」
シレっと延期されていました。
少年はこの騒ぎの中で、ナンピン買いをして大損をぶっこいていたXEMを
売り抜けて、多少の利益を得ていました。
皆が騒動を忘れた頃、数か月経つと
少年「Symbolがリリースされるぞー!ついにローンチだ!」
少年はまたリリースに言及するツイートをしました。
「今度こそ延期はないだろう!」
「ソースは?!」
「よくわかんないけど買っておこう」
そして、やはりマイルストーンを迎えると
NEM「今後のSymbolのリリーススケジュールです。」
シレっと延期されていました。
この騒動でまた少年は売り抜けていました。
これでようやく少年はXEMを全部売り抜けて、多少の損失で済ませることができました。
一方で、いい加減愛想の尽きた人々は
「あの少年はフェイクばかりだ、もうあの子の言うことは信じない」
と発言を信じなくなりました。
彼らが掴んだXEMは高値でしたが、売ることはありませんでした。
皆、少年を信じることを止めましたが、Symbolは信じていたのです。
月日は経ち、幾度とないリリース延期をこなし、メインチェーンのデプロイとなりました。
人々は次々とマイグレーションを行い、XYMを手にしていきました。
それに伴い、XYMはどんどん新高値を更新していきました。
少年「え、ちょ、まっ。待って、高くならないでー!」
少年の手元にはマイグレーションできるXEMはありませんでした。
すべてのXEMを売り抜けてしまっていたのです。
少年「XYMはヤバい」
少年「リリース優先で脆弱性が隠されている」
少年「マイグレーションにミスってる」
少年は安くXEMを仕込みたいがために、嘘か本当かわからないデマ情報を流し始めました。
しかし元少年の素性を知っている人々は彼のいうことは信じまいと誰も相手にしませんでした。
少年「まだ値段がついているうちが売りどきだぞー!」
どんなに声を上げても、値段は下がりません。
その後、XYMはバブル時の高値を更新。
少年からXEMを買った人々の資産はこの上昇で資産はn倍になっていました。
しびれを切らした少年は乗り遅れまいと成行で約定したものの、
その直後に調整が入り、資産は半減してしまいましたとさ。
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