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(前略) メサイアシリーズ良かったなあ〜の話

\電ファミ&numanの夏休み 超特大プレゼント祭り/ガウマチャンネルさまからnumanと共同で手がけたネットドラマ『即興演技サイオーガウマ』のDVD&パンフレットセットプレゼント!に当選して初演から10年の時を超えメサイア“章シリーズ”を駆け抜けた話。


やっと帰ってきました。

やっと本題です。


メサイア、いい作品ですね。



本当は「メサイア外伝」でひとまずの完走としたかったのですが、刻シリーズ以降の作品はどれも入手困難とお聞きし、正しく駆け抜け切ってはいません。プレミアめ。




さて、前記事の通り、松田凌さんと小野健斗さんの呼吸があまりにも良かったがためにメサイアシリーズを見始めた者としてここで書きたいのは、入り組んだストーリーがいいとか舞台演出がいいとか、そういう意味の「メサイア、いい作品ですね」という意味ではないということです。


舞台・ドラマ・映画メサイアのいいところは「卒業」があること。
卒業できなかった場合「散華」というおわりがあること。

と勝手に思っています。


ぼくはどうも「オワコンしか愛せない」たちで、終わらないことを喜ぶことができません。

いわゆるソシャゲとか、超長寿漫画・アニメとか、超ロングシリーズ映画とか、終わりがないものが苦手で、なんというか「ずっと続いてほしい〜!」というのが苦痛です。畏怖さえある。


“ずっと”っていつまで?

“ずっと”っていつまでのこと??

締め切りのない原稿を永久にすることはできない!!


やだ!!終わって!!

友人がおすすめしてくれるソシャゲ、
終わってくれたらはじめられるかもしれないから!!!


それは言い換えると「変わっていくものをなにより愛している」ということなんですけども、結果として「終わりゆくコンテンツを愛している」かんじになっちゃうので、そう名乗っているといいますか…あとは「終わるとわかっているものを愛している」というか…これは墓穴なのでこのへんで止めましょう。


メサイア、システムとして「キャストの卒業」があるの、すごくいいと思いました。


卒業を喜ぶオタクが少数派なのは理解しているのですが、卒業というシステムは言い換えると「キャストを単一作品に縛らない」ことだと思うんですよ。

「君たちは、行こうと思えばここを踏み台にして、どこへ行ってもいいんだぞ」と門戸を入口も出口も全開フルオープンにしている懐の広さ、やさしさを感じるんですよね。

卒業したらOBですし、ストーリー上亡くなってしまったら、それ以降の出演はストーリーが未来に向かって進んでいく場合(思い出ホログラム出演とか例外はありましたが)なし。

悲しいと言えば悲しいですが、もともと「一人前のサクラ」になったらチャーチのことは他言無用、任務でもなければ帰る場所ではないという世界設定なわけで…。

「メサイア」というチャーチを出たら、ひとりの役者としてどこへでも好きなところへ行って、あるいは求められた場所で頑張りなさいよ、というはなむけにも見えなくもないじゃないですか。

ちょうど10年くらい前の2.5次元舞台黎明期にあった作品が「キャラクターの成長とともにキャストが別のステージに進む足がかりにできる作品」であること、すごく「いいなあ」と思いながら拝見しました。


それだけでもいいんですけど。

「俺のメサイア」ってパワーワードすごくないですか??


メサイア制って、世界でたったひとりの味方であり、救いのない自分を救う、同じように救いのない半身であり、

存在していることがすでに「赦し」じゃん。


すごーい、なにその呪いのシステム。


「俺の」

「メサイア」!

「俺の」!!?!?



おまえのじゃないはずなんだけど、もうおまえのでいいや!と思わせる祝いのシステム。

重ーーーーい!!!!!



ソロプレイ、個人技能によるところの大きい職業において、周りの人間は敵でありライバルであり、つまりしのぎを削る相手なわけです。

四六時中、戦場にいたらどんな武人も摩耗してしまいます。にんげんだもの。

ただ戦場にあっても、絶対的味方がいるとしたら。

自分を救ってくれる人、自分が救ってやれる人がいるとしたら。(それは肉体的にかもしれないし、精神的にかもしれないし、そこに差異はないと思うんですよね)

意見が食い違っても、それが互いの信念ゆえの食い違いなら理解できる、認めて納得できる、そういう相手がいるとしたら。


それはきっと役者としてだけではなく、人生そのものを豊かにしあえる相手になるんだろうなと、思うわけです。

切磋琢磨できるともだちがいるって、いいことだよ。

なれたらいいし、でも、なれなくても間違いじゃない、そういう選択肢だっただけで。
そのきっかけをひとつ提示する作品としての「メサイア」って、なんか、


いいなあ〜!!!



先に「変わっていくものを愛しています」と書いたのは「変わるために支柱があると、変わってもブレずにいられていいよね」と考えているからでもあります。


\電ファミ&numanの夏休み 超特大プレゼント祭り/ガウマチャンネルさまからnumanと共同で手がけたネットドラマ『即興演技サイオーガウマ』のDVD&パンフレットセットプレゼント!に当選して初演から10年の時を超え、メサイアっていい作品だったんだなあ〜

と喋るだけの日記でした。



無為に長くてごめんなさいね、オチもなにもないです、日記なので。

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