大学祭が迫っている
行事前の特有の空気を,それとなく感じ取った本日の日記です。
今日の昼過ぎ,なんとなく大学の図書館を訪れた。今週終わらせられなかった課題を終わらせる目的も兼ねつつ,休憩するときに大学の構内でも散歩しようと企てていた。
ある程度課題を進めて一区切りついたところで,図書館を出て散歩を始めた。金木犀の香りや,銀杏の渋い匂いに秋を感じつつ,だらだらと歩いていた。
ふと,何か工事をしている場面に出くわした。そこそこ大がかりな雰囲気を感じたので,興味本位で近づいてみると,大学祭で使うステージの設営をしていることが分かった。きっと軽音やダンスをする人たちが使うのだろう。
私は,この大がかりな舞台を見て気づいた。
大学祭がもうじきやってくる。
これまで,あまり湧いてこなかった実感が急に湧いてきた。それと同時に,かなりの疲労を感じた。まだ当日になってもいないのに,である。
祭りやイベントなど,非日常が近づくとどこか不思議な気持ちになる。どう表現しようか,丁度良い語彙が見つからないが,焦りに近いものを感じるとでも言おうか。別に私がイベントの運営に携わったり,発表をしたりするわけでもないのに,落ち着かない気がする。
楽しみにしている,ということなのか。しかし,同時に「行きたくない」という考えも頭によぎっている。対立する考えが,互いに拮抗している。そして,日に日に後者が優勢になりつつある。あるあるかもしれないこの現象はなぜ起こるのだろう。おそらく,急激な環境の変化になかなか適応できない性分だからだろう。
ここまで勢いで書き進めて気づいた。そういえば,私は大学祭にあまり関与していないのではないか。いや,関与していないのだ。
もし運営や出店にきちんと関わっていれば,そこまで大きな変化と思わなかっただろう。
果たして,大学祭を楽しめるだろうか。後から引きずりたくないので,なるべく楽しみたい。そのために,なるべくこの行事に関与しておきたいと今更ながら思い始めた。今からでも間に合うだろうか。
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