私の好きなカバーソング(17)「 Prayer」矢野顕子、「Inori」パット・メセニー
これはカバーソングには当てはまらないんですが、紹介しますね。矢野顕子を聴いてたらできたというパットメセニーの曲に、あとから矢野顕子本人が詞をつけたというものです。それぞれが独自にリリースしてます。
パットメセニーの琴線を揺さぶるノスタルジックな曲に、矢野顕子のつけた歌詞がこれまた沁みるのです。クラムボンがこの曲をカバーしています。
「Inori」はパットメセニー2008年のアルバム「Tokyo Day Trip」収録です。パットメセニーはこういう優しいメロディーで激しく郷愁をそそる素敵な曲がいっぱいあります。「Last Train Home」「Farmer's Trust」「Spring ain't Here」「Dream of the Return」・・・・もちろんフリージャズぽいハードなのもそれはそれでいいのですよ。
矢野顕子は「そこのアイロンに告ぐ」とか「ごはんができたよ」などユニークな曲も多いし、とにかく多才ですよね。今年の春に出た宇宙飛行士野口聡一さんの詞に曲をつけて歌ったアルバムもよかったし。また、亡き忌野清志郎とのデュエット「ひとつだけ」を聴くとじじいは年甲斐もなく泣きそうになります。今回紹介の曲もそうですが、詞がすばらしいですわ。
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