私の好きなカバーソング(56)「Love…Thy Will Be Done」Martika(マルティカ)、プリンス、松田聖子

この曲はプリンスと米国のシンガー、マルティカの共作で、マルティカのアルバム「Martika's Kitchen」(1991) に収録されてます。マルティカが書き留めてあった詞（祈りの言葉）を見たプリンスが感動して、曲をつけて提供したということです。いかにもプリンス作のバラードで、美しいとしか形容できないメロディです。
タイトルの「Love…Thy Will Be Done」は「御心があるように」とか「御心のままに」と訳されていて宗教的な意味合いです。歌詞も主を讃え、その愛に感謝するというもので、信心深くない自分にはピンときません。作詞はマルティカですが、プリンスには宗教的な意味を持つ作品がけっこう多いです。

https://youtu.be/10V_Z0_udjg?si=A_WohvVgYHu0CbJ_

プリンスの死後にリリースされたアルバム「Originals」（2019）にプリンス版が収録されてます。このアルバムはプリンスが他のアーチストに提供した作品のプリンス自身の音源集です。

松田聖子さんが2024年2月リリースのアルバム「Seiko Jazz 3」でカバー。聖子さんは以前にもプリンスの「The most beautiful girl in the world」をカバーしていてプリンスの甘いバラード好きの自分としては聖子さんの選曲センスは抜群と思います。