私の好きなカバーソング(80)「Too Young to Go Steady」キース・ジャレット、ジョン・コルトレーン、テレンス・ブランチャード&ジェーン・モンハイト
数あるジャズスタンダードの中で特に好みの曲が2つあり、スキ過ぎてつい出し惜しみしてました。この曲と「It Never Entered My Mind」です。
「Too Young to Go Steady」はキースジャレットのスタンダーズトリオの「Standards Live(邦題:星影のステラ)」(1985)で知りました。ソロピアノの素敵なイントロに導かれた3人のインタープレイがすごいです。特にアドリブに入ってからの美しさは特筆モノで、インプロビゼーションでこんなメロディーを紡ぎ出せるキースは天才です。とても優しい曲なのに興奮します。MVは2014年のローマでのキースのソロです。
この曲はミュージカルのために1955年に書かれた曲で、ナットキングコールが歌いヒット、その後スタンダードとなってます。彼女のことが好きでたまらないのに、”恋人になるには私たち、まだ若すぎるわ”、とあしらわれ悔しい思いをする若者の歌で、女性シンガーが歌うときには男女が入れ替わった歌詞になるようです。
ジョンコルトレーンの「Ballads」(1963)もキースと同じ頃に聴きました。アドリブをあえて抑えた演奏ですが音色と表現力がただものじゃなくて原曲の良さが引き立ちます。
ボーカル物もいいのが多々ありますがひとつだけ紹介です。
トランペットのテレンス・ブランチャードさんのアルバムでボーカルはジェーン・モンハイトさんです。ジャケット写真の女性は別人のようですが。
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