最近遊んだゲーム雑感【2024年11月号】
ミステリーの秋!!!!
散々聞いた前評判どおり【The Case of the Golden Idol】は面白かった。好きだったのは【Arctic Eggs】。
今月熱中したのはクラレー(とFallout4)なのだがいまさら人に勧めるもんじゃない。
The Case of the Golden Idol
動機:日本語訳実装
プレイ時間:13.5時間(DLC込)
ご存知高評価推理ゲーム。超常的な力を持つ黄金像を巡る殺人事件だとか、醜い人間模様を追っていく。
評判がいいことだけを知っていたが、一見少ない情報を整頓しながら穴埋めをしていく作業は【Return of the Obra Dinn】に通ずるところがあり※ ペンと紙を引っ張り出し、シーンを何度もザッピングし、細々と疑問点を埋めていく作業は非常に楽しかった。
黄金像の機能を解き明かしていく過程が本当に楽しかった。DLCが本編に至るまでの過程なのも良し。
日本語訳が割とひどく、拙いだけならばいいのだが 翻訳が誤っているせいで推理に影響が出る箇所がいくつかあって辛かった。
筆者が唯一答えを見たシーンは、男性の日記が女性口調で訳されており推理不能になっていた。
続編も買ったので知恵熱が収まったら遊ぶ。
Sherlock Holmes: Chapter One
↑ 感想記事を書いた
若かりしシャーロック・ホームズを主人公に据えたオープンワールド推理ゲーム。ホームズが幼少期を過ごした街「コルドナ」で母の死の真相を解き明かす。オープンワールド部分やミステリー部分に不満はあるが、シナリオやテーマが非常に良かった。
Sherlock Holmes: The Awakened
動機:チャプターワンの続編
プレイ時間:12時間
シャーロック・ホームズとクトゥルフを掛け合わせた、全く新しい…何?
前作の「ジョン」などの設定を引き継いでいるとのことで気になってプレイした。前作とは異なり本作は(ホームズ自身面白さを感じていなかった)ちょっとした誘拐事件を端緒に、邪教が関わっていると推測される大掛かりな事件へと繋がっていく。舞台はロンドンに留まらず、ヒントを頼りに世界各国を回ることになるのだが、筆者の大好きな(?)アメリカはルイジアナ州のワニの燃えているバイユーが舞台に選ばれており嬉しかった。
ひとつの事件を追っていくのだが、各地で起きた事象は放り出されている印象がある。アメリカの事件は比較的その場で解決されていてよかったが、あの保安官は何だったんだよ…みたいな思いは残る。
推理パートは前作と比較して遊びやすくなった一方、クトゥルフ周りはゲームとして辛い。ホームズもクトゥルフの前には無力だ。
あと前述のルイジアナの沼地はクエストマーカーどころかマップや方位磁石すらない中、ボートで目的地を探し彷徨うという信じられない内容で40分迷う羽目になった。ホームズもワニの燃えてるバイユーの前には無力だ。
Home Safety Hotline
動機:SNSのレビューから
プレイ時間:4.5時間
家のトラブルに関する問い合わせをよく聞いて、話者が何に悩んでいるかを突き止める推理ゲーム。原因はネズミ?害虫?それともベッドババア?
Steam版は日本語訳がなかったためXboxで遊んだが、PCのデスクトップを操作していくゲームなので没入感を求めるのであればSteam版がいいだろう。
普通の住宅トラブルから、怪奇現象やクリーチャーによる危機を、膨大なテキストマニュアルを頼りに判定していくゲーム。最近遊んだ中だと【奇天烈相談ダイヤル】が近いが、HSHはランダム性がないため難易度は落ちるかもしれない。また、進行の自体はFNaFに近い。
マニュアルに記載されているのが知らないクリーチャーばかりで苦労したが、海外ではメジャーなオカルトなのかもしれないし、海外の人が奇天烈相談ダイヤルをプレイするとこんな感じなのかもしれない。
正直遊びにくい面も多いのだが、筆者は「製作者が楽しんで作っていることが伝わるゲーム」に好意的なので、そういう意味では好き。DLC部分はベータ版になっていた(話者がブラブラ喋っておりまあこれはこれで面白みはあった)のでまたいつか。
Arctic Eggs
↑ 感想記事を書いた
北極でひたすらタマゴを焼くゲーム。雰囲気ゲーではあるのだが その雰囲気の部分が非常に好みだった。
Ells Tales: Egg
動機:SNSのおすすめ
プレイ時間:2時間程度
こちらは謎の空間でひたすら命懸けのタマゴ縄跳びをするゲーム……という前情報だけ知っていたが、そのままズバリの内容だった。
Peglin
動機:コンセプトに惹かれて
プレイ時間:12時間程度
ローグライク(運)×パチンコ(運)が織りなす超運ゲー。ボールを狙った風に当てていくのはかなり困難で、ダンジョンクロウラーと同様「もう少し技術が介在する余地があってほしい」とつい思ってしまうが、いっそここまで運に振り切ると潔い。手軽に無責任に遊べる(1プレイ30〜45分くらい)。
ダンジョンクロウラーと違うのは上振れた時の爆発力で、ドデカ・ダメージが飛び出すと楽しい。レリックが入手が容易な割にどれも強力なのも好感触。じっくり考えるよりも運だと割り切り肩の力を抜いて楽しむのが良い。
どんなビルドも割と簡単に強くなるが、全体攻撃が出来ないと困る局面が多く、ボムを鍛えるかどうかで難易度が変わってくる。
基礎ゲーム部分が3面構成で簡単(筆者は2周目で踏破した)とシンプルな一方、クリアごとにプレイヤーの制限を強めて難易度を上げていくレベルデザインになっているため、どこかで飽きが来る。もう少しマップやマスのランダム性があってもよかった気がする。
WEBFISHING
動機:スクショを目にして
プレイ時間:8時間程度
可愛い動物アバターを被り、最大12人で釣りを楽しむゲーム。オフラインプレイも出来る。釣りはクリックだけの簡単操作。とにかくゆるい作りで、オンラインプレイにメリットもデメリットもなく、オンラインが苦手な筆者でも楽しめた。
駆け回る動物を眺めたり、知らない人の隣で釣り糸を垂らしたり…そういうゲームだ。金を稼いで釣り竿の性能を上げ、更に莫大な富を築こう!
チャットで発言すると動物が喋るのでかわいい。ゆるいゲームなだけあって、今のところやばいチャットややばいプレイヤーに出会したこともなく、まったりと楽しめる。
Miniatures ミニチュア
動機:SNSのレビューから
プレイ時間:45分
4種のミニチュアをきっかけに、子供の時分にあった「ふしぎ」に触れていく。平均プレイ時間45分のアドベンチャーと公言されている通りの作品。4本のショートゲームが詰まったオムニバス作品。
ポイントクリックアドベンチャーに絵本のようなビジュアルノベル、パズルアニメーションなど、ちょっと違ったテイストのゲーム体験が詰め込まれている。
ミニチュアがひとつの箱に詰められていることから、ひとりの人間の思い出をいろいろな角度から見るものかと思ったが、どうも違う気がする(他の思い出を遠巻きに眺めるようなシーンが各ミニゲームに存在する)。
個人的には貝殻のミニゲームが好き。鳥に笛を盗まれるシーンは、月の物語からも見ることが出来る。
Go! Go! Hamster Chef!
動機:SNSのレビューから
プレイ時間:1時間程度
ホラーっぽいけどホラーではない!という触れ込みで知った気がするが、がっつりホラーだった。ハムスターのシェフが料理を作ってデリバリーするゲーム。暗闇がやたらと怖いと思ったら案の定な展開が待つ。玉ねぎ4つも取らなくていいだろ。
スクーターに乗っているときに口笛を吹くのが結構かわいい。話が面白くなりそうなところから一気にクライマックスを迎えてしまった(考察していた人とかもいたけどどうなんだろう…)。オチはシュールギャグで割と好み。
なんか前バージョンがありそちらはオチで怖い画像を見せて終わりらしい。おまけモードのスクーターレースが本体かもしれない。
(プレイ中)
ソニック × シャドウ ジェネレーションズ
シャドジェネ部分を終わらせた。最後にラジカルハイウェイが登場して本当に嬉しかった。追加アクションはどれも馴染めず制御が難しかったがステージ構成なども理不尽さはないながらも楽しくてよかった。
近年ではもうすっかり「茶化し」「冷笑」の対象になってになってしまった厨二的な演出を、現代においてここまで真っ向から真剣に描き、真っ当にカッコよく仕上げたSEGAの手腕というか、シャドウという題材の凄さを感じた一作だった。少年心を震わせるカリスマがある。
シャドウに横面やらせる必要ないだろ!と先月愚痴っていたが、他の人の感想を見て ソニジェネを遊んで「近年のソニックが強制2D面をやらされていること」に改めて気付く。Act1と2でしっかりと分けて、3D面は3Dステージだけをやらせてくれるシャドジェネは凄い。
元が2Dのゲームなので ファンの思いは様々だろうが、筆者は3D面が好き。
◆
ソニジェネもシャドジェネくらいのボリューム感だと思って挑んでいたらクリアできなかった。ステージもチャレンジも数が多い!過去に友人から借りて遊んで、少なくともシティエスケープまではクリアしたはずなのにそこに至るまでの記憶がごっそり抜けていた。
シャドジェネとソニジェネを交互にやりたかったのだが、操作が割と違うのであまりよろしくない。
来月はソニジェネ終わらせてシャドジェネやり込みたい。
クラッシュ・バンディクー レーシング ブッとびニトロ!
急に全コースを走るだけの動画が見たくなったがなかったので、自給自足のために買ったらハマってしまい20時間超。発売時にSwitch版を購入済。マリカーライクながら完全実力主義のレースゲーム。
「任意のタイミングでターボをかけられる」という操作がレースゲームでありながらもアクションゲームらしい。また、テクニックさえあれば加速床による加速を維持し続けられる超スピードゲームでもある。
キャラゲーとしてのポテンシャルが高く、参戦キャラが多い!細かく喋る!スキンが多彩!ジャンプや表彰台のモーションまで凝っている!と とにかくすごい。表彰台についてはスキンごとに違うモーションがあるという徹底ぶり。
また、カートの種類・ペイント・デカールなどもありえないバリエーションがある。このスキンにはこのカスタムが似合う!と見繕うことが一つの遊びになっているようだ。
原作ステージを意識したコースもいいし、ゲームモードもいい。特に超スピードの別ゲーと化すリングレースが楽しい。
特徴的なのが「タイムアタック」。クラッシュのタイムアタックといえば!壊すと時間の止まるタイム箱がステージのあちこちに設置されている。本家と違って3周する必要があるため、3周それぞれ別のルートを選択しなくてはならない。ちなみに一般的なタイムアタックは「ひたすらトライアル」という名前で存在する。
ただオンライン対戦周りはテンポが悪く劣悪。ソロか友人と遊ぶ分には本当に最高のゲームだ。
レースゲームの主流になれないのは分かるし、クラッシュファン以外には価値を見出しにくいゲームだが、それでも面白いということを改めて示したかった。
Fallout4
キロトンラジウムライフル最強!!!!
ケロッグの記憶に触れたのちファーハーバーに突入し現在プレイ時間90時間程度。殺人(ロボ?)事件を解決したのでこれも推理ゲーム枠かもしれない。
ケロッグの記憶は演出もテキストも良く、NVファンが4のシナリオやテキストを貶すのを一時は間に受けていたが、他人の評価なんて聞く必要ないな…と改めた。FHBのボリュームやシナリオでその思いを強固なものにする。特に幼いケロッグが母から託された銃を構えるシーンにはグッときた。
本土の居住地はいずれレイダーに明け渡すのと、MOD導入してから触りたいためあまり発展させていなかったが、FHBの拠点は本土と繋げず自給自足でやってくか…と手をつけ始めたら止まらなくなった。危険なゲームだ。
S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl
筆者の好きな様々なゲームの基礎となっているサバイバルゲーム…の待望の続編。チェルノブイリ原発事故を端緒に超常的な変化が発生した危険地帯を探索していく。Falloutファンからも評価が高いためやってみたかったが、クリーチャーからひたすら逃げ回り、人間と見るや果敢に挑んでいく 情けない日々を送っている。人間の敵は美味しいし、人間じゃない敵は実入がない。現在10時間程度。
ムービーの質が高く、イベントシーンにシームレスに移行するため没入感が高い!アノマリーはもう少し驚異な方が好みだ(触れてもダメージを受けるだけで意外と大したことなかった)。
ポストアポカリプスというよりは、ゾーンと呼ばれる立入禁止区域だけがおかしい、という舞台設定が面白い。そしてそのゾーンで生活している連中なんて当然おかしいに決まっているため会う人会う人みんなおかしいわけだ。
コントローラーの感度が高いためか?視点が常に動くのでコントローラーが壊れたかと思って焦った。とにかくハードコアな作りに戸惑ってはいるがまあ、楽しくゾーンを探索している。
その他
12月一番楽しみにしてるゲームは【ストレイチルドレン】。月末発売なので本格的に遊ぶのは来月になるかも知れない。
ちょっと前にXbox Design Labにてコントローラをオーダーメイドで作った。レビュー書こうかと思ったけど需要があるか分からん。でも見た目がカッコいいので自慢したい。
外見よりダイレクトな魅力がバッテリーの凄さで、何時間保ってるのか調べようもないほど充電要らずでストレスが全くない。買って良かった。
ソニック次作何をやるか、いろいろオススメいただいたのだがレビューで気になったPS3の【ソニック・ザ・ヘッジホッグ】をやるかもしれない。あとソニックマニアは以前購入してたのでこれもやる。
友人がシャドジェネをSランククリアしながらやっていたのを見習い、きちんとやりこみたい。サーフィンボスとかが自信なすぎるが…。
ゲームをきっかけにホームズに興味が湧き、勧めれるがまま【SHERLOCK (ドラマ版)】を見始めた。証拠品見てるときに文字が浮かぶとかゲームと同じような演出があり、ゲームはこれを参考にしてるかもしれん…と思ったし、ブロガーワトソンに面食らいながら「再翻訳版ホームズ」という評を理解した。
アドファイ知らない間(8月)に新曲が来ていたが、これまでのリズム難曲の総決算という感じでめちゃくちゃ難しかった。
リフトダンサーの発売が来年の2月6日に決定した!Demoを遊んで発売に備えよう。