ジャッジアイズ 雑感

如く７が面白かったので如く極・ジャッジアイズ・ロスジャを中古ソフトで購入した。如く０も欲しかったが無かったので代わりにソニックフォース(800円！)(1000円以下になったらやりたいと思ってた！)(めちゃくちゃセガ好きな人っぽいなこれ)を購入した。PS4コーナーから選んだのにロスジャがPS5版だった。PS5買うよりかはPS4版の再購入検討かな。(ベセスダがMicrosoftと合併して、もしかしたらFalloutの新作が箱独占で出るのか…？という疑念があり現状PS5を買う理由がない)(利点：サイパンが５で出来る！)
軽く検索した感じ、ロスジャの方がジャッジアイズよりストーリー好みそうなのでやりたいかな… なんかソニック・ザ・ファイターズができるっぽいし。ソニック・ザ・ファイターズ！？
(ロスジャは諦めて委員長の配信見ようかと思っていたけど委員長ソニック・ザ・ファイターズやらないだろうしなあ)

ジャッジアイズをプレイした

・唐突なunityロゴに笑った
事務所に配備されているピンボールゲームが何故かunity製で唐突にロゴが表示される。なんでだよ
不意打ちunity表示攻撃、いきなりステーキの店長(本物)になんかいい感じの事言わせるより面白い。「なんでだよ」感も含めてこのゲームで一番面白かった。

・キムタクを動かせる時点で何しても面白いのでズルい
本来こういうダウナーな主人公は苦手なんだけど、キムタクなので面白さの方が勝つ。ぼーっと車の上に突っ立ってるキムタク、おもむろに釣り堀に侵入するキムタク、コンビニ店内で暴れ回るキムタク 全部面白い。
開き直って「ちょ待てよ！」を連呼するチェイスパートで爆笑してしまった

・これ龍が如くじゃね？
元弁護士の探偵を主人公としたゲームをやっているはずなのに、出てくる相手が 事件が ヤクザ！ヤクザ！ヤクザ！なのでじゃあヤクザゲーじゃん！としか言いようがない
最終的に表の権力組織も巻き込んだ事件に発展していくが、序盤で見えている範囲がヤクザの抗争でしかなく…ヤクザゲーム！

・死体が好きな人にオススメ
モグラの被害者の死体描写(抉られた目にサングラス)がめちゃくちゃいい。八神の両親の死体もいい。サスペンスドラマ好きなら一見の価値あり

・冗長なミニゲームの数々
チェイス、尾行、尋問、視認調査など…最初は推理・探偵ゲームとして工夫を凝らしているな！と好意的に見ていたがだんだん怠くなる。まともに推理ゲームをやらせる気がないぬるく遊べるゲームなのでここら辺のミニゲームが全部茶番
特に尾行は判定がぬるすぎるしやたら時間かかるしでまっっったく面白くない(最終盤の尾行は10分以上かかった/ターゲットが変な位置で止まった際、たまたまそういう挙動をしているのか、キムタクが所定の位置に行かないせいで進行が止まっているのか判別がつかないので赤ゴールは常に表示してほしい)。サブクエ絡みで唐突に始まるとげんなりする

・でも鍵開けのミニゲームが好き…
(めちゃくちゃ酷評されてるなこれ)
ピッキングもサムターン回しも超たのしい…特にサムターンは難易度はともかく(すごろく中のやつは右ホールド＋左回転なんかが全然クリアできない)操作の「ピッキングっぽさ」の没入感が最高だと思う
鍵開けミニゲームをたくさんやらせてくれるフレンドがいるのでこればっかやっていた
Fallout4のピッキングも酷評されていたけど好きだったし、アウタワに鍵開けのミニゲームが無いことにキレていたし、異常にピッキングのミニゲームが好きらしい 鈴木爆発で一番好きな爆弾もドアノブだな…

・フレンドのシステムがいい
友達５０人作りたかったけどさすがに断念、如くではできないがキムタクだからこそできるいいシステムだと思う。町ですれ違った際に会釈され、キムタクも反応するのがいい。バトルに乱入してくるタイプのフレンドも好き

・キャバ嬢作りが楽しかった
ドレスを選んでいる時は理想の女を作ろうというモチベーションでやっているはずなのに、変な髪型見ると瞬間でオモシロにモチベーションが振り切れてしまう(他の人のさおりさんを見るのも楽しい！)

▲一時期リンダになりながらも復帰した俺のさおりさん

・序盤～中盤のストレスが酷い
松金組からも共礼会からも襲撃される。元同業者からも警官からもマスコミからも嫌味を言われ続ける。常に生命の危機にさらされ続ける。明るめのイベントで吹き飛ばせないほど、心理的負担を感じるパートが多く素直に楽しめなかった。

というか普通に「無罪判決を出した相手が釈放後即殺人罪を犯したため転落した」という境遇が痛々しくて、それだけで苦しかった。(ロスジャの方が楽しそうだな～と思うのはここの問題が解決されているため「殺人鬼を野放しにした人！」と言われないのが確定しているところがある)(「殺人鬼のくせに出馬！」に「刑期を全うしたが～？？？？」でレスバ応酬する春日は、ストレスに弱い現代人に向いている主人公だった)

・寺澤と大久保に気持ちがノらない
過去の一件、鮮やかな弁護で無罪を勝ち取ったもんだと思っていたので、それ一本で勝つのは無理筋だろ…という歯がゆさを抱えたままなんか勝ってしまい、咀嚼しきれなかった。
シロの証明くらいもっとスッキリしたものを用意してくれてもいいのに…。生野がしっかり教育されていたらその時点でどうにもならないし…。
寺澤がマジで酷い。不審者ルックでスタンガン攻撃、追われて捕まったら「痴漢です！」(ここで許せんメーターが振り切った)、不審者ルックの真意は特にない、恋人であることを隠して証言、と思ったら急に恋人です！で法廷で糾弾…なに？この女？
うおおおお過去篇！！！とブチ上がったテンションが盛り下がり続けた。ここの構成要素が上手ければ絶対おもしろかったのにな…と思う

→(最後までプレイして)
過去篇の弁護が曖昧だったのは作劇上意味があったのでここはちょっと見直し
キムタクはめちゃくちゃ寺澤に入れ込んでおり、そのせいで寺澤を殺害した大久保を突き放していた面があったらしいが、そんなに寺澤に入り込めるものが最後まで無かった
大久保はこんな仕打ちを受けながら八神のことを強く憎悪していたりしなかったのでそこで好感度が上がった…けど死体遺棄はクソボケ！！！！

・不俱戴天の仇「致命傷」
頭のおかしいシステム
致命的な攻撃を受けた際に最大HPが減少する、FalloutでいうRADダメージのような要素
肯定する声としては「八神は一般人なので致命傷が入ることに納得がいく」というもので、まあ私もFallout大好きゲーマーだし致命傷の存在自体はいい
調整がおかしいだろと思うのは「致命傷を回復してくれる医者はマップ端の地下にいる」「治療費が高い」「治療アイテムも高価な上所有可能数が極端に少ない」…あたり
Falloutだと「アイテムの値段はそこそこで割と簡単に拾えるし大量に持てる」「あちこちの拠点に医者や除染装置を設置可能」「医者自体もそこそこ偏在している」で治療のハードルは低い…まあ汚染のハードルも低いが
治療が有料で同価格だとしても、事務所の近所に医者が配備されていればまだ違ったと思う。私は割と致命傷放置できるタイプだが、ちょこちょこ治療しないと気が気でないプレイヤーは発狂するんじゃないか

・危険度100％
京浜同盟の総大将ことキムからメッセージが来るとげんなりする(嫌味を言われるのも最悪)

▲ところでうっかり調べたらトップに最大級のネタバレ(黒岩…)が突っ込んできて、ネタバレをあまり気にしない性格ではあるもののさすがに困惑した。プレイ中に検索するもんじゃないな…
というか戦闘に旨味がない。お金を確定ドロップにするか獲得経験値を上げろ。
面倒な時は逃げていたがフレンドが戦闘に参加するようになって、遠方でフレンドが勝手に戦っているから戦闘中が解除されずドアにアクセスできない等の事態に発展。めんどくさい…

・なんだかんだでRPGが好きなんだと思った
主にパラメータが上がるところとゲームが下手でも出来るところとダメージ食らう前提のバランスになっているところ(ただジャッジアイズの戦闘自体は面白いとは思う、ていうかコマンドは慣れ親しんだ無双ゲーだ)
７のバランスを調整して、バトル時に自由に動かしながらコマンド選択する様式になるのが自分の遊んでて楽しい！の理想かな

・８～９章くらいから面白くなる(遅い！)
モグラ事件がヤクザの抗争にしか見えず、矢継ぎ早に他の事件でお茶を濁されていた時はあまりノリきれなかったが、ちゃんと構造が見えてくるとしっかり面白い。
ストレスが目減りし、はっきりと「ジャッジアイズ面白いな…」に転じたのは梶平グループが出た瞬間だったと思う。

▲求めていたのはこれだよ！としか言いようのない 胡乱な面白さがある
→(最後までプレイして)
村瀬が見せしめのために爆弾つけて特攻させられたこと、塩屋が普通に死んだこと、キャバレーが燃えたこと。全部ショックでした。しかも松金組の所業なのがさ…

・(綾部…？)
結構好きだったのに物語の都合で「ぼくのそんざい」になっていた。弁護するならもっと話聞けばいいのにな

・いい尻の女
含みたっぷりに勝負を挑んでくるギャンブラー女、ポーカー自信ないんだよな…と思いながらも勝負を受けたら1巡目初手でいい尻の女が降りて「！！！？！？！？？？！？」になったし初期手札のワンペアのみというしょうもない役で勝った。…何…？

・松金組おやっさんのどうでもいい死
この時点で好感度があるはずもない羽村をかばって、当初多少の好感度があったものの特にキムタクとの接触もなく置物であり続けてどんな感情を向けていいの分からない松金のおやっさんが死ぬという、どうでもいいシーン。これが終盤の羽村の行動に繋がったとはいえこの時点では「そうですか…」としか言いようのないイベントになってしまった。羽村はともかく、松金のおやっさんの描写はもう少し何とかしてほしかった

・キムタク、医者をボコボコにする
医者集団がちゃんとHP少ないのがマジでダメ

・杉浦とかいう男
正体が寺澤の兄弟だったのはいいギミックで、それを念頭に置くと中盤「？？？」と思っていた杉浦の行動に納得がいって面白かった。
ただ序盤の頼れる感じはどこへやら…本当にあの街を飛び回って何度も助けてくれた人なのか…？と疑うほど中盤～終盤の身体能力・判断能力の低下が目についた。廃ラブホダンジョンは好き

・黒岩とかいう男
なんのバックボーンもなく唐突に汚職警官から警官兼殺し屋に転職してて？？？？となった。殺しの才能がありすぎる。
黒岩に放たれた刺客を見て、そんなんじゃ返り討ちにあうだけだろ…と呆れていたが、なんか想像以上に躊躇いなくバンバン射殺してて 何…？？？
黒岩の強さは分かるが黒岩戦はしつこすぎる(ボス戦と言えばステッキの男もぽっと出の上しつこかったな…)
前述のとおりネタバレを知ってしまった上で見ていたので何も考えていなかったが、確かに若年性アルツハイマーを抱えて…とか想像してしまうよな 実際は何も無かったわけだけど(快楽殺人鬼とかでもない、面白すぎる)

・面白いようでノリきれない終盤
(事件の全貌が見えていくパート、妄想ベースの決めつけがたまたま正解だったみたいなのはカタルシスを感じることができず、もう少し向こうのミスがヒントになって…とか何とかならなかったのか？アンフェア感が強い)
泉田がこちらに乗ってくるのとかおお！となったのに、もっと徹底的に一ノ瀬をハメる算段がほしかったなとか、物的証拠はほぼ無く証言を話術で引き出す一辺倒で、それを外連味ある嘘裁判ではなく、リアリティある舞台でやると地味であんまりおもしろくないな…というのが正直な感想。途中中断も何なの…星野パート作ればよくないか？
認知症の親の介護を一任した兄弟が、精神的に参ってしまい…とかフレーバー程度に社会問題に切り込んできたのはなかなかどうして面白い読み味だった

・しかしアドデック９は…
(クリア後パブサで現実でアルツハイマー新薬として期待されていると2021年5月に話題になった薬が、マウスを青く着色させるとかで、ゲーム内のアドデック９はかなり説得力のある描写をされていたのか！？とちょっと感動した)
描写が即効性の毒薬でしかなく、生野がどこにどう自信を持っていたのか分からない…どうみても胡乱コンテンツだろ、と思ったのに検索範囲で大してネタにされていなかった
その場は凌げるけど1.5％の確率で数か月後に重い後遺症が…とかではなくて、即効・高確率で副作用が発生するの、どんなに厚労省が頑張ろうが実用に漕ぎつけるわけねーだろ！すぎてどうしようもない、「この薬が何百万人を救うんです！」じゃあないんだよ。
あと人体実験に使うんだとしたらそれはそれで被験者少ないし、なんかもっと…というか如く７の老人安楽死施設とか…と思わずにはいられなかった

・楽しんでプレイしていたはずなのに
楽しんでいる人の感想とは思えない感じになっている、楽しかったのでロスジャもやるよ！！

・彼女を一人だけ作ってみた
かわいいと思える女性がいなかったので乗り気でなかったがせっかくなのであまねさんと交際まで行った。イベントはしっかり作り込んであって良い感じ、チャットのやりとりとか、デートを重ねるのだとかが臨場感あって良い(会話パートをちょっと変えれば完璧ギャルゲーになりそう)。これが４人分あるのは豪華だと思う！
プレイスポットが将棋・ダーツ・カジノなの…ゲーセンとか飲食店デートとかバッティングセンターとか欲しかった(プレイスポットの種類は彼女依存なのかもしれない)

・「主人公がヤクザだから」で流していた部分が、主人公が探偵なせいで気になってしまう
内容がサスペンス寄りなのに構成要素がミステリ文脈なためちぐはぐになっている気がする。
龍が如くのファンは本格的な推理なんて求めていないだろうから、ここら辺の何度調整難しいよな、と(暗号解かせるサイドケースとか個人的には楽しかった)

・チェイスやドローンレースで神室町を走り抜けるのは面白い
違った視座から見知った町が楽しめるのは非常におもしろかった。ただドローンの操作感が私には無理なレベルに難しい…

・敵の形態変化の仕様が嫌い
ゲージ使って技撃ってるんだから、形態変化を挟む場合でも超過ダメージを与えられるようにしてほしかった。それかゲージ削ったら削った瞬間即次の形態に移行してほしい。全然変化しないので「たまたまゲージがちょうどよく削れているだけで、形態変化しないのか？」と殴りに行ったらダメージが通らない…みたいなの、無駄すぎる

・インテリアで遊べるのが良かった
物理演算が割と謎で、鉢植えを倒したまま飾れるのがナイス。エンディングに反映されていて感動した

・ピエール瀧の羽村を見たかった
「羽村ってピエ瀧なの！？分からなかった！」と自分の電気グルーヴ力の低さに愕然としていたら、差し替え版なので別にピエ瀧ではなかったし己のプライドは守られた。
羽村 今の顔だと強面一辺倒になってるし、ピエ瀧だったらもう少し羽村に思い入れができたんじゃないかな…

・録画禁止区間があるのは分かるが…
スクショ撮るの大好きなので 楽しみを奪われてショックだぜ！(一応カメラモードでは撮影できるが制約が少ない)
イベントムービーやメインストーリ―絡みの会話時のみ禁止とかに設定できなかったのか…

・時限トロフィー多いよ！
時限トロフィーの「なめてんのか？」というくらい自然に入手できるものと、「わかるわけねーだろ！」となるものとの差は何なのか

・そういえば
Falloutのワンボタンで一人称・三人称視点が切り替わるシステム先進的だけど他で見ないよな～と思ったらジャッジアイズがそれだった(あまり一人称モードは使わなそうだが)

そんな感じ
整頓せず雑多に書きたいこと書きなぐっていこうと思ったら想像よりも膨らんだ
ロスジャに着手しましたが今のところ、ジャッジアイズで不評だった点を直そうという姿勢をバチバチ感じて好感触です

▲たのしんでます