愚行:日記(24/05/12)

日記。

仕事絡みで休日にも仕込んでおきたいことが少し溜まっていて、しかし諸々で動けず何となく苛立ちながら、隙間の時間でドカ食い気絶部の漫画など読んでいるのでロクでもない。「至る」の描写が、科学的にも、また血糖に問題を抱える人の実感にもそぐわないらしく、その時点で全然ダメじゃないかと思った。いっぽうで、人間心理として、1分でカップ麺を開けてしまったり(断言するが絶対に食欲以外の心理的問題がある)、割に合わないタイミングと量の自炊をしてしまったり(これも食欲ではないと思う)というのは、現代人の病としてあると思うし自分も多少そういう時期があった気がする。そういう意味では美少女がほわほわに趣味を楽しんで「生き甲斐だ~」とか言ってる凡百の作品にはないリアリティがあるし、かなりアナーキーな立場から愚行権を提起している漫画だと思う。しかし、主人公女性を駆り立てている社会生活の問題も、健康上の末路も描かれないんだろうな。作者にとって意識的か無意識的かわからないが、「確実に健康を損なう、かといって最高の快でもない(もっと適切な調理がある)し自身の美学に則しているわけでもない」行動というのは、いままであまり漫画作品が描いてこなかった、人生の真実の一面ではないだろうか。

以上

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