見出し画像

多人数マダミスANIMA:マダミ黙示録

▽:はじめに

今回は角川武蔵野ミュージアムを使って
遊べる多人数マーダーミステリー
ANIMAー言の葉の回廊ーを軸に
多人数ゲームについてや
その周辺の思うところをご紹介します。

今回のこちらの記事は3120文字、
読み終えるまで凡そ5分程度です。

今回の記事は
なんと期間限定で全文無料にて公開します。
100円設定になっていますが、
一番下まで読めちゃいます。
多人数の作品がもっと出ればいいな、
こういう形もあるんだよという
アピールになればいいなと思い、
執筆しました。

もしよければ、
他の記事も頑張って書いていますし、
他のライターさんの記事も凄くためになるし
面白いので是非読んでみてくださいね。

左 (2)

すみません!めっちゃ忙しくて14日に更新します!

▽:ANIMAー言の葉の回廊ー とは

販売開始1分で完売してしまった
多人数型マーダーミステリーANIMA《アニマ》
どんなイントロダクションで世界観かは
こちらの第一弾PVをご覧ください。

背景で使ってる本棚は、
実際の角川武蔵野ミュージアムのものです。

画像1

ここは本当に素晴らしい施設で、
この本棚劇場を始め美術館や図書館、博物館が
まるっとぎゅっと集まった施設
なんです。
今回はこの本棚劇場を舞台に
マーダーミステリーを作ることになりました。

画像2

私は以前から会場などの
「ガワ」から伝わってくる没入感を
すごく大事にしていて、
貸会議室がよくマダミスでは使われるので
貸会議室が舞台のマダミスがあっても
いいなと思っていたんです。
まさかこんな感じで舞台に合わせた
マダミスが制作できるようになるとは
本当に感動です。

スペースを活かしたマダミスを制作したくて
ヤノハのフタリを制作しているしゃみずいに
イントロダクションを起してもらい、
それに色をつけたプロローグを
私が起こしました。

ここのミュージアムは先にも述べたように
色んなものがミックスされた施設です。
なので、
ANIMAもそのような形で仕上げたいなと
思ってチームで制作をしております。

マーダーミステリーですから、
オークションはきっとうまく進行せず、
なんらかのトラブルが起きます(笑)
それを解消或いは解決のために
参加者には奔走していただくことになります。

この作品は10人から20人の可変人数で
遊べる作品になっており、
推理をしアクションをすることで
変化していく物語やパーティ感を
是非楽しんでいただければ!

会場やシナリオ、システムは
没入感を高める努力や技を仕込んでいますが、
是非参加する方も没入のために
ちょっとお洒落な装いでいらしていただいたり
事前にミュージアムも楽しめますので
わくわくしながら気持ちをつくってもらえると
大変嬉しいです。

速攻で売り切れてしまったので、
なんらかの形で追加だったり、
早めに予定を公開したり動いていければと
考えていますので
楽しみにお待ちくださいね。

左のコピー

ANIMA –言の葉の回廊- アニマコトノハノカイロウ
会場:角川武蔵野ミュージアム
埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3
ところざわサクラタウン内
プレイ人数:10人~20人
ゲーム時間:約150分
価格:5,500円
マーダーミステリー開始前に
KCMスタンダードチケットと
同エリアにご入場いただけます
https://kadcul.com/event/39

▽:マダミスをスケールするには

さて、宣伝というか、
おすすめはこの辺にしときます。

マーダーミステリーの業態を
今後大きくしていくには
こんな感じで「大規模化」についても
考えていかなければなりません。

SCRAPさんのような
東京ドームや球場などを利用して
ワンピースのリアル脱出ゲームを展開したのも
凄く良い成功例で、
一堂に会したイベントというのも
コロナ禍の中で模索していくべきだと考え、
動いています。

大きなイベントには大きく人が動くので
目立ちますし、メディア受けもよいです。
参加者側も自ら主体的に行動してくれるので
満足度も高い傾向にあるような気もします。
(個々は見れないだろうと思ってくれている)
同じ時間同じコンテンツを多くの人が共有する、
お祭りだったりフェスだったり、
日本人の好む文化なのかもしれません。

また公演のように個々に対しての世話焼きが
多人数だと結果的に薄くなるので、
ある意味気兼ねないかもしれません。
また誘いやすいということもあるかも。

いずれにせよ、
「大規模化」が一つ大切になってくると
考えています。

他の側面で友人のにっしーさんと平林さんと
話して気づかされた「量産化」
同じくいつも仲良くさせてもらってる
蒼穹さんと話した「多様化」についても
今後こちらのマガジンでもって
分析してアウトプットしていきたいです。

大規模化って非常に難しくて、
ユーザーにとって見えない部分を
どういう風に整備して、
壊れちゃう可能性をどう潰すかを
ずっと考えなくてはならないので
結構大変です。
今は20人ですが、
もしかしたらANIMAも
徐々に人数を増やしたり、
色んな多人数マダミスが
生まれていくかもしれません。

乞うご期待!

左 (3)

▽:日本人には向いていない・・・かもしれない

とはいえ、
多人数マダミス
多分マダミス勢には刺さらない
そんな可能性をずーっと考えています。

多人数のゲームは
設計自体は容易なんですが、
マーダーミステリーとなると
コミュニケーションを主軸に
ゲーム性を発生させなくてはならなくて
そのバランス調整が難しいなと思っています。

また、日本人は雰囲気を楽しむのが苦手で
パーティが苦手な文化が
ありそうだぞと思っています。
集まることに理由や意味みたいなのが必要で、
海外の友人の話や私も海外にいた経験から
そのように感じています。

特にマーダーミステリーユーザーは
その辺厳しそうで
会場やシナリオの空気感というより
ゲーム性やロジック、
成功体験に重きを置く方が多いと思います。
「目的」が明確にあって参加する方が多く、
それそのものを楽しむ人は
少ないのかもしれません。

フェスとかも、
気になるアーティストがいたり、
欲しい物があったりと、
何らかの目的があって、
フェスの空気感や一体感が好きで
いらっしゃるって方は少ないのかなと。

そういう人が楽しめるようにするには
パーティにゲーミフィケーションを入れ
成功体験やモチベーションを入れ、
リッチに、そしてサプライズを入れ、
更に特別な体験になるよう仕立てる。
それが答えなんだって解ってるんですけど、
これが難しいんですよね(笑)

いまめちゃめちゃ期待されているので、
どうやってその熱量を落として、
サプライズとの幅を作るかを
真剣に考えています。

シナリオ班もシステム班も
コンポーネント班もとっても頑張っているので
楽しんでもらえるといいなと思います。

20人が多人数かは一旦置いておいて、
参加者同士が参加者同士で楽しめる
そんな空間をデザインできたら
よいなと願っています。

▽:本日の蛇足

最近本当に忙しくって、
IPも大型のものが2,3件控えていたり、
個人やってるIRの仕事も
規模がどかんと大きくなり
本当に手が回らなくて目が回ります。
マーダーミステリーの制作チームも
35人くらいいるんですが、
なんだかんだ全員稼働している状態で
秘書とか企画者とか
もうとにかく色々猫の手も借りたい日々。

先日出たゲムマライブでリリース予定だった
マーダーミステリーの作り方2も
結局間に合わず止まっている状態・・・!
(自分の企画は後回しになっちゃう)

ぴえーん。

こんなところで言うのもあれなんですけど
ご依頼は是非お早めにー!
そして、
猫の手くらいにはなるよって人も
ご連絡くださーい!

あと今月くらいに
新しい企画もリリースできると思います!
なんかマガジンを活動報告に使ってすみません。

次号ではプレゼント企画と
ある作品の先行体験会の募集ができたらと
思ってますー!
是非マガジン登録してねー!

登録してる人は
お楽しみにーーーー!

画像6

ここから先は

0字
11人のライターが月に1本以上、書いています。是非、チェックしてください。

アナログゲームマガジン

¥500 / 月 初月無料

あなたの世界を広げる『アナログゲームマガジン』は月額500円(初月無料)のサブスクリプション型ウェブマガジンです。 ボードゲーム、マーダー…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?